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12月 01

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会員の広場(2023.12)

短歌

目標を失ふ様に崩れてゆく
 今日の痛みに耐えし我が身の (本田 征子)

重き羽音たてて鳩たち飛び
 交いぬ秋の朝の駅のホームに (小西 和子)

川柳

昼下がり作る一句は夢の中
 ドライヤー修理の後の光るネジ (田村ノブ子)

妻の愛心の壁の暖かさ
 一枝の花にあやかる生き方を (浜 正吉)

投稿五行歌

枯れ葉を
 子供のようにかき回す
葉を太陽に透かす
 銀杏をそっと袋にしまう
楽しみ方色々の秋 (みかん)

豊かさは幸せと
 イコールでない
貧しさの
 原風景の中に
心の豊かさがあった (ひろ)

俳句

深々と仏塔抱き山眠る
 町川のよどみに遊ぶ浮き寝鳥 (川口 昭治)

もみじ映え綿絵のごと山染まる
 しみじみと心すずしき秋なれば (渡辺セツ子)

五行歌の会

光る紅葉と紅葉の講演
 落ち葉の踏み音を楽しむ
冷涼な風が心地よく
 弦楽三重奏が聞こえる
ご褒美をもらえたよう一日 (塚下健太郎)

何を欲ばり
 何を捨てる
年の瀬に
 残り火のかまど
薪をくべる (寺島しのぶ)

エッセイ

赤い羽根共同募金運動に参加して

中央区は10月2日に昨年と同じ苗穂駅前で、同じメンバーに1人増の5人で実施しました。南北を結ぶ跨線橋上の中央に位置する駅は、高齢者等にも十分配慮され自転車も通行できるバリアフリーの広い空中歩廊で北側の複合商業施設と直結しており、通行人も多く天候の心配も有りません。

10時の活動開始当初は人通りも少なく不安も有りましたが、徐々にJR利用者に加え南北を行き交う人達も増え、募金される方々も増えてきました。

やがて祖母に連れられ、カメラを胸に下げ前歯が抜け思わずほっこりさせられる小学2年生の男の子が募金してくれましたので、募金のメインテーマ「じぶんの町を良くするしくみ」と書かれたドラえもんのミニバッチをあげると、喜んで服の襟に付け私達の近くで暫く通過列車を眺めたりカメラで写したりと楽しんでいました。そして募金の様子の撮影や募金箱回収のため来られた社協職員が、この二人の写真を沢山撮っていましたので、後日発行される広報誌に載せることになったのかなと思われました。

このお二人はもとより、高齢のご夫妻や笑顔で千円寄付された中年女性、はにかんで撮影を拒んでいた若い女性等々ご協力頂いた数多くの方々との一期一会の触れ合いに、感謝の気持ちで一杯になりました。そして活動に参加できたことを大変嬉しく思いました。 (鈴木誠治)

絵手紙教室


澤田 信子
出品

第60回全道いけ花美術展 出品

華道専正池坊
「楽しいお花」サークル代表  横山 慶香

偲ぶ会

岩見太市さんを偲ぶ会 風景


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