NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人
3月は中旬にも大雪があり、春はほんとに来るのだろうか？とも思いましたが、自然の摂理って凄いものですね。4月15日には観測史上最高となる26.1度を記録するなど、道端の雪山があっという間に無くなってしまうのですから。待ち遠しい春が来ましたが、かといって昨年のような猛暑にはなってほしくないなあと思いつつ、自転車での通勤を楽しんでいます。
さて、シーズネットの総会が5月31日(金)の13:30からカナモトホールで行われることとなりました。総会は正会員のみ議決権がありますが、傍聴は大歓迎ですのでご都合のつく方のご参加をお待ちしております。総会ではシーズネットの今後の活動について事業計画案を基に皆さまと活発な議論をしたいものです。
現在のシーズネットの課題の一つとして、ヤングシニア層(65歳～75歳くらい)の会員があまり増えないことがあるのではないかと感じています。サークルやサロンにしても、参加する側に比べ運営する側というのはそれなりに気力体力が必要ですが、この間中止、廃止に至ったサークルの多くが後継者がいないという課題でした。サークルを持続的に運営するにはリーダーの気力体力が欠かせませんが、齢を重ねる中で病気やフレイルなどで気力体力が弱りつつあるときに、バトンタッチできる方をどう見つけていくかということが問われているのでしょう。なかなかに難しい課題ですし、定年も70歳までの延長が努力義務となってきた世の中ですから、そう簡単には解決策が見つからないでしょうが、皆で知恵を絞って現実的な方策を少しずつ進められる一年としたいと思います。
また、総会後に私が講師となって講演会(14:30～15:30を予定・無料)を行います。こちらは一般市民にも開放していますので是非ご参加いただければと思います。講演会は、「アクティブシニアへの期待」というテーマで、前述した課題とも関連しますが、まだまだお元気なシニアの皆さまに一層元気になっていただけるような社会参加・社会貢献に向けたいろいろな取組のお話をしたいと思います。
さて、先日、姉妹法人であるシーズネット京都が正式に解散しました。シーズネット京都で解散時の残余財産を話し合った結果、私どもに寄付するという結論になり、先日、シーズネット京都から多額の寄付金をいただきました。シーズネット京都の皆様に深甚の感謝を申し上げるとともに、今までの長年のご活動に心から敬意を表します。
そして、2010年よりシーズネットの事務局として様々な業務を担ってくださった国行さんが3月31日で退職しました。会員の様々な要望や問い合わせにも心を込めてご対応していただき、また、事務所の環境整備などにも熱心に取り組んでいただきました。長年のご労苦に心から感謝申し上げるとともに、新たな場でのご活躍を祈念します。ありがとうございました。
