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11月 01

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会員の広場(2022.11)


初級川柳教室

秋アカネベンチにとまり待ち合せ
 竜胆の花開く頃秋の風 (塚下健太郎)

壮年の眩しさセピア色の中
 やさしい風だった愛の風とまれ (伊藤多鶴子)

きょうもまた君のこころをノックする
 胸軋むプラトン的な愛ゆらり (江崎 弘子)

黙乗の車内ざわつく咀しやく音
 好奇心やる気の無さをせめぎ合う (森 真佐子)

あこがれはグレーヘアーと紅の色
 夕涼み浴衣姿と下駄の音 (田林 房子)

高齢者一年一つで同級生
 秋あかね夢はカンナかタチアオイ (荒木 岳)


川柳

暖い社会を望む空見上げ
 別なドア開けるしかない八十路風 (ホヤ レイ)

短歌

北陸は七尾生まれの祖母の地に
 八十路の孫が姉妹で尋ね (福栄真理子)

エッセイ

赤い羽根街頭募金活動に参加して

人と人とのコミュニケーションが取りづらい現代でも、孤立、孤独の問題に取り組む活動を続けていくことは大切です。
私にとって赤い羽根街頭募金活動は初めての体験でした。10月1日、爽やかな朝の空気と秋の日差しに励まされ、わたし達4人は清田区平岡のイオンの入口に立ちました。清田区役所の社協の方が準備をしてくださり、午前10時から第一声をあげました。
最初、私達の声も小さく、足を止めて下さる方もいませんでしたが、そのうち一人、二人と募金して頂けました。30分を過ぎた頃、私達と同世代の方が千円札を入れてくださった時は、思わず何度もお礼をいってしまいました。本当は金額には関係なく協力してくださるお気持ちへの感謝が大切なのでしょう。
「一つの小さな手/何もできないけど/それでもみんなの手と手を合わせれば/何かできる/何かできる!」。
私の大好きな歌の一つです。来年度も参加したいと思いました。 (寺島しのぶ)

俳句

陽光をたたへるダム湖冬紅葉
 初雪や街路樹の実の真紅 (川口 昭治)

五行歌の会

秋うらら
 東屋から琴の音色
落葉踏む音
 鴨たちの集う水音
穏やかに流れゆく (西原 桂子)

雨色の秋空
 眺めつつ
辿り着いたは
 豊平館
心にしみる明治の香り (三村 ツル)


シーズネットと合唱団

「20年のあゆみと思い出のひとこま」 NO.17


2017年6月25日 西区山の手の老人ホームからの要請があり入居者の方のお誕生会へ訪問ボランティア。愉しい歌のプレゼントのほか、手遊びやデュアルタスクも盛り込んだ内容で大変喜ばれました。

2017年9月14日団員が毎年張り切るシーズネット祭り。普段の活動を生かした曲目で、会場の人達と共に楽しむ会場一体型発表を行いました。

12月19日 サックスとギター演奏というスペシャルゲストを迎え思いもしない豪華なクリスマス会。奥田理事長とご友人の佐古氏によるお二人での素敵な演奏と歌に拍手鳴りやまず団員皆も一緒に歌って踊って素晴らしいクリスマス会でした。


エッセイ

私と森づくり

私がシーズネットを知ったのは北海道新聞でした、その中で「ゴルフを楽しむ会」があるのを知り入会し、月1回の大会が楽しみでした。その後、シーズネット通信で大通花壇と森づくりの記事を何度か目にして、3年位経ってから参加しました。

人生で初めてボランティア活動に参加し、大通花壇では、作業中に観光客が声を掛けてくれて嬉しく思いました。森づくりは貸切りバスで道民の森や野幌森林公園で、午前中は草刈りや植樹を行い、終えてから皆で昼食をしながらコミュニケーションを取り、午後からは近くの道の駅等により楽しみました。

そして最も大切な事は、台風で傷んだ森林を修復するために、木を植えて大きくなるまでに数十年かかりますが、それが土砂崩れ・洪水を防ぎ、かつ木材として人の役に立つ等、地球環境に貢献し未来の子供達の役に立つ事が一番の喜びと感じました。一年前より役員になり森づくりの準備作業は大変だと感じました、今年は植樹に行く数日前より台風や大雨注意報が出る中で、天気予報を常に見ながら決行した結果、作業中は晴天になり安堵した事が一番の思い出になりました。

森づくり参加者が近年は男性が少なく力仕事を女性にさせるのが心苦しく感じ多くの男性が参加してくれたらと思いました。 (上村 美雄)


絵手紙教室


江崎 弘子

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