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11月 01

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シーズネット京都

「おとうさん」、「おかあさん」の語源 ~大和言葉の奥ゆかしさ~

先日面白い、そして興味深い説明のある本に出会いましたのでここにご紹介いたします。わが国では深い意味も知らずに当然のこととして幼い頃から使用し、両親を呼ぶのに使ってきた「おとうさん」・「おかあさん」の語源について考えたことがあるでしょうか?しかしそれらの呼び名の語源を調べることは意味あることですね。ここでそのことを意味深く説明したものをお知らせします。「おとうさん」・「おかあさん」に子供ができると、その子供から何の不思議もなく、ごく自然にそのように呼ばれます。しかしそれらの呼び名の語源を調べてみると大和ことば言葉の深い意味のあることがわかります。

「おとうさん」について調べると、大和言葉で「とう」とはとうと尊し、とうと貴し、つまり尊い人への尊敬と丁寧な「お」と「さん」がついて「おとうさん」になったそうです。一方、「おかあさん」について、「か」は「火・日」が熱く「カッ」と燃えている様を指します。

日の光はその文字が示すようにちから力(パワー)でもあります。万物の命の元です。「あ」は愛のエネルギーで命を生み出すことです。したがって「おかあさん」とは、愛で明るく輝いている存在で子を産んだ人です。そして互いの光を受け継ぐ者をひこ日子(彦)とひめ日女(姫)とよびました。日本人にとって、おとうさん、おかあさんと呼び合うことは、お互いに敬うことからはじまったことのようです。

そしてここから真の夫婦道がはじまります。お互いにこころしたいものですね。 (理事長 村田 忠)

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