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7月 01

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シーズネット京都

日本人の考え方と文化について

~韓国人学者のみた日本人~

私は八十路になってもまだまだ知らないことの多いのに驚いている今日この頃です。過日、機会があって韓国学者がみた日本人の考え方や文化に関する本「縮み志向の日本人」をひもときました。そこには、日本人としては当然であり、当り前だと思っていることが韓国人や外国人には異質で不思議だと思えることが多々あるようです。

日本には「縮みの文化」や「詰合せの文化」があるとのことです。具体的な例として、団扇を縮めて扇子にしたり、四角い弁当箱に小さく形よくおかずを詰め込むのが得意で、その箱にうまく入らないものは詰まらないものとし、そのように団体の形にあわない人間には、あいつは詰まらない奴だと言ったりする・・・。

また日本人は、自宅に神棚や仏壇を置き、自宅でお祈りしている。さらに自然のものでも、美しい山や海さえ小型にして自宅の庭にとりこんでいる。盆栽もその例だとしている。外国人はほとんど現地に行ってお祈りし、自然の美しさを鑑賞する。

このように人間のものの見方や文化には、その人が育った環境や歴史に大きく関係しているようです。そこで私たちもこれらの事をよく考えて「自分自身が常に正しい」とするのでなく、時には見直すことも必要ではないでしょうか。 (理事長 村田 忠)

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