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8月 01

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会員の広場(2023.08)


短歌

痛む兄の心安きを祈りつつ
 ひたすらに綴る便箋十枚 (本田 征子)

川柳

プチ旅行目線気になる人力車
 絵手紙の届くメロンは産地直 (田村ノブ子)

老い重ねこころの日記セピア色
 丸くなり優しく齢(よわい)重ねたい (浜 正吉)

投稿 五行歌

ねぇあんた
 懐かしんで
ばかりいないで
 これからのことを
話そうよ

出来ることなら
 過去を
洗濯して
 繕って
納めたい (シニアのつぶやき)

エッセイ

ふまねっと運動と私

資格取得は80歳前後だったと思いますが、友人に誘われるまま、同調してサポーターになりました。誰でもできる運動でしたので、発想の転換をし、インストラクター試験も受け、以来ふまねっとを続けております。

去年、シーズネット通信250号に奥田理事長が「認定NPO法人ふまねっと」との連携ということを記載されて居られます。この運動は内容にもありますように歩行機能、記憶力、集中力、判断力などの低下予防、改善に効果があるとのデータもあり、中高齢者にとっては的を得た運動であると思いました。
ネットを踏まないように注意をしてあるく運動で、失敗してもOK、皆で応援し合う気楽で易しいところが気に入っています。

ふまねっと運動に限らず、自分が元気で過ごすためには「もう歳だから」という甘えを捨て、些細な事でも人様のお役に立つよう、社会参加も考えなければ・・・と93歳を目前にして、改めて自分に言い聞かせております。

コロナ禍で外出もままならない年月を過し、足腰の衰えを感じておられる方も少なくないと想像致します。ふまねっとは別として、私は最低1日3千歩を目標に歩き、用事をたしたり、散歩をしたり、心掛けて暮らしております。お出かけしやすい季節です。人込みの少ない所を歩いて快復を目指しましょう。 (宮岸 和子)

俳句

草ロール秋夕焼の雲ながる
 知床の五胡にただよう秋の色 (川口 昭治)

夏の山力いっぱい濃き緑
 バス停や父子ならびて白帽子 (渡辺セツ子)

五行歌の会

老いてこそ
 見えるものあり
悟ることあり
 だからページをめくって
生き直す (土橋 芳美)


 あなたも私も
宇宙に一つ
 離れがたく語りかける
夏至の夜 (菅 妙子)

エッセイ

「私のライフワーク」

60歳で定年退職し故郷の札幌に戻りました。さて、これから残りの人生をどう生きるか、を考えました。

1)楽しいこと、2)継続できること、3)心身知ともに健康的なこと、などを合わせて「ウォーキング」に決めました。まず、目的地、始点・終点、コース、途中利用する公共交通機関の路線、時刻表、持参する装備品(カメラ、地図、磁石、メモ帳、昼軽食と飲み物など)で歩行計画全体を組み立てます。

天候を選んでウォーキングの実行、帰ってからは沿道で撮った風景・山川草木の写真整理、関連する本・雑誌・古地図の記事参照、インターネットでの検索など、写真入りの紀行文の全体構想をまとめます。続いて、ワープロで文章化してパソコンにファイル保存します。最後に、インターネット上の自身のブログに投稿します。

ここまでが一連の作業ですが、1件の歩行記録の計画から完成までに1~2週間ほど時間が掛かります。現在はインターネットの普及でとても便利になりました。私のライフワークに興味を持たれた方は、ネットで「札幌うぉーく点描」と検索するか、QRコードを読み込んでください。 (佐藤 駿)

絵手紙教室


江崎 弘子

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