NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人
北海道もようやく暖かくなってきて、新緑が目に優しい季節を迎えました。また、5月8日より新型コロナも5類感染症に移行し、何か今までの重苦しい空気が変わったようなちょっと解放感を感ずるこの頃です。5月30日には令和5年度の総会も開催され新たなスタートを切りますが、シーズネット祭りやシニア提言の集いなど3年間自粛していた活動も再開を予定しており、賑やかになりそうな予感がします。
そんな新年度の活動に花を添える新しい活動も予定しております。その一つが、学生ボランティア団体とコラボしていろいろと楽しい活動を行おうという企画です。北大生の生活支援ボランティア団体「WACCO(わっこ)」と「まごのて」をシーズネットは応援しており、事務所に両団体の机も置いております。そのWACCOが、「学生と高齢者との交流の場をつくり、高齢者が社会参加したいと思える取組みをしたい」という思いから、札幌市の社会貢献事業への助成を行う「さぽーとほっと基金」に交流の場づくりと生活支援を行う事業を申請したところ、採択されました。
このうち、交流の場づくり事業では、シーズネットの研修室などを会場に「スマホ教室」や「留学生との交流事業」、「ふまねっと教室」、「英会話教室」などを企画しております。
札幌市の事業ですので対象者は会員に限らず、札幌市民なら皆さんどなたでもご参加が可能な事業です。
その第1弾として、5月19日(金)に、「学生とVR体験」を行い、20名もの参加がありました。私もVR(専用のゴーグルを着用して海外旅行や宇宙旅行など仮想現実の世界を体験するもの)は初めての体験でしたが、今まで見たこともない外国のきれいな景色を堪能できました。
その次は、6月7日(水)16:30からと6月24日(土)13:00から「スマホ教室」を開催します。いずれも1対1で教えられるよう考えております(ただ、申込人数が多い場合はこの限りではありません。詳細はチラシ参照)。平日の時間帯が16時半からと遅いのは学生の授業終了後となり、土曜日なのは授業がない日ということでの設定ですのでご理解ください。
孫世代の若い学生との交流で、こちらも若さをいただくことができると感じております。今後も通信、ホームページ等で学生主催イベントの開催をお知らせいたしますので、ご興味のある方は、是非ご参加を。
さて、シーズネットの定例総会が5月30日(火)13時30分から札幌市民ホール(カナモトホール)で開催されます。また、その後14時30分から会員研修会として「アクティブシニアの社会貢献」というテーマで、昨年度実施したボランティアンケートを基に私が講演しますので、皆様のご参加をお待ちしております。
