会員の広場(2020.12)

秋惜しみ　
落ち葉踏みしめ
雪虫飛び交い
白い天使も
すぐそこに (西原　桂子)

かっての日常が
変質していく
その先は
どっちに向かうのか
色褪せぬようにと願う (爽子)
　　　　　　　　　　　
藻岩登山
心酔わせる
秋の彩り
笑顔を向ける
孫の美しさ勝り (ひろ)

「家庭菜園」

家庭菜園を手稲前田で始めてから２５年程になります。
かつて、手稲に住んでいた時は、「味噌汁にネギがない」で、車を走らせて５分程度で調達できましたが、マンションに移ってからは、片道10㎞程と離れて不便になりました。

広さは120坪程で、スーパーハウスとテラスデッキを建て電気は北電が通してくれました。

周囲には、菜園仲間が20名以上おり、トラクターを所有している方が３名も居て、ハンドトラクターは貸していただけます。ログハウスを建てた人もおり、前田農協（自称）と称しています。

私は多品種少量生産を旨とし、山菜、宿根野菜が20種、果樹・小果樹13種、ハーブ10種程植えており、３月下旬の残雪の下の行者ニンニクから収穫が始まります。

４月下旬から、本格的に農作業を始め、各種野菜の栽培が始まりますが、種や苗を毎年植える広さは花畑等もあり70坪位です。

春から秋までの間は、野菜のほとんどは、需給自足でき、生ごみは2個コンポストで堆肥化しております。

ハスカップ、ブルーベリーはヒヨドリと栗はエゾリス、ブドウはスズメバチとどちらが早く収穫するか競争です。小果樹は生食する以外はジャムとして1年中食卓のお供です。

良いことづくめの家庭菜園ですが最大の悩みは、後継者がいないことです。菜園仲間も趣味の本人以外、家族で誰も農作業をする人がいなく、高齢化が最大の問題です。

私も、数年後に自動車の運転ができなくなれば菜園の放棄になりますので、何方か菜園での栽培活動をやってみたい方はおりませんか？ (沖野　孝)

腰あげて
ためらいながら
先を行く
その時々を集め
日々を舞う (浜　小吉)

「新型コロナウイルスがもたらしたもの」

「世の中で起きる出来事には全て意味がある」と云う。

あなたが米国第一主義のトランプ大統領を退治してくれた。あなたがこの地球上に現れなかったらもう4年間(累計8年間)、世界は「うそと分断の社会」になって、正しい者も疲弊していたことでしょう。

たしかに人間はあくなき欲望の為、この大切な地球を壊し続けている。この機会に目覚めなければコロナで犠牲になった世界の125万～200万人の人々も浮かばれないはず。人間社会も世界も日本も我々も「変わるいいチャンス」である。将来あの2020年のコロナが良かったと思えるよう一人一人の自覚が大切だと思う。 (笠谷　明司)

職業に貴賎はない

新型コロナウイルス禍における社会で医療・福祉関係者は勿論、インフラを支える職業の人達に感謝申し上げます。

某新聞に職場のホンネなる投稿が有ったのを思い出した。都内の自治体からゴミ収集業務を受託している方からの投稿、作業中に一部住民からの暴言「臭いから早く持っていけ」「勉強しなかったからこんな仕事に成る」と周囲に向かって大きな声を出されたりする、理不尽な暴言には反論したいのですが、職場上司は仕事を失う事を恐れて委託元の自治体に伝えず「我慢してくれと言うばかり」仲間内で愚痴を言うばかりで収めているとの事です。

私は非常なショックを受けました。社会生活を支えるゴミ収集、誰も従事しなくなったら困るのは住民です。世の中が回らなくなる、むしろ感謝しなければなりません。こんな話も有りました。電気工事の為、電柱に登って作業している。作業者の付近を通った母子の会話「勉強しないと大人になってあんな仕事に就くことに成るのよ」電気工事と言う職業に対しての無理解、無知で狭い視野でしか見ない母親に対しての批判が集まった。

特殊な仕事、国家資格に知識技能が必要、高学歴者も従事、事務所でパソコン操作している姿をイメージし、見た目でしか仕事を見ていない大変残念な事です。社会には電気、ガス、交通、運輸、通信と華やかな表舞台で無いが、社会を回している現場の大事な仕事は色々有ります。犯罪以外、世の中で不要な仕事はない、無知、チョットした成功、出世で相手を見下す。優越感を持つのは勝手だが、従事されている方に直接もの申すのはいけないと思う。
私自身考えさせられました。皆様はどう思いますか。 (山内　進)