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12月 01

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シーズネット三重便り


「男子厨房に入るべからず」と言われた時代に育った初老の男性、磯野重孝氏、今は亡き須崎祥雄氏それに筆者の3人が立ち上げたGクッキングは今年末に満10年を迎えようとしている。

立ち上げに際しては、先ずボランタリーで指導して頂ける講師を探すことから始めた。3人連れ立って小料理屋へ食事に行きその店の板前に講師の打診をしたこともあったが、幸いにも高尾好子氏という専門学校で教鞭をとっていた素晴らしい先生に出逢い講師を引き受けて頂くことになった。

次に、調理場を探すために地区市民センターを数か所訪れ比較検討を重ねた結果、厨房設備が完備し駐車スペースも広い川島地区市民センターが最適だと判断し決定。そして調味料や備品等の準備も整い、2011年1月19日に第1回の教室を晴れて開く運びとなった。

“ぶりの照り焼き”をメインにした一汁三菜を初めて料理した記憶が蘇る。

参加した10名の男性会員は殆どの人が料理の経験がなく、危なっかしく包丁を使う人、”バット”がどんな容器かもわからない人、シンクは使った食器や調理器具で山積の状態・・・、教える講師のご苦労が今ではよく判る。

あの日から10年、その間に多くの会員の出入りがあったが初回より参加して頂いている、宇佐美輝男氏、長谷川光男氏、平井晴弘氏の3氏をはじめ総勢9名の仲間が現在も月に一度集い楽しく料理を続けている。平均年齢は78歳で文字通り爺(G)のサークルである。

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