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7月 28

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シーズネット京都

人間とウイルスについて

~感染症の歴史を学ぶ~

このところ新型コロナウイルスの感染問題で京都も日本も、いや世界中の人々が被害を受け、その為毎日のように新聞やTVで大きく報じられています。ウイルス感染問題は現代社会特有の問題でなく、古代からあったようです。

そこで月刊誌「致知」の最近号の記事を参照して考えてみましょう。最も古い記録として、紀元前13世紀のトロイア戦争でギリシャ軍に感染症が起きたそうです。また2世紀にはローマ帝国に黒死病(ペスト)が流行したようです。一方、東洋では中国の明の時代に天然痘が流行し、19世紀の清の時代にコレラが大流行し、清朝滅亡の原因のひとつとなりました。また我国でも古代の万葉時代に天然痘が流行し、貴族の多くが死亡した記録があります。

昔の人々はいろいろ努力してウイルス感染問題を何とか乗り越えてきたのでした。現在のコロナウイルス騒動はしばらくつづくようですが、人類よりも前から地球に存在しているウイルスと人間とが共存できる方法を何とか探りながら生き延びたいものですね。

あの進化論を唱えたチャールズ・ダーウインは生物環境を研究した結論として「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのではない、生き残ることが出きるものは、変化できるものだ」という有名な言葉を残しています。 (理事長 村田 忠)

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