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1月 11

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会員の広場(2020.1)

短歌勉強会

へそ見せて日向ぼこせし敗戦日
 飢え知る前の寛ぎのとき (中村 あき子)

杖歩行それもかなわず車椅子
 気丈な母もなげきかなしむ (斉藤 邦子)

朝霧と陽の昇る中マガン等の
 絵模様のごと餌場え急ぐ (福栄 眞理子)

ぶす色の足首老ゆる母親は
 痛いと云わず痛いと云えず (中浜 敏明)

秋の陽に白い衣服がはにかみて
 タンスにこもり雪を待つ日々(土橋 芳星)

年賀状欠礼するに添えられし
 〝ありがとう″の文字大きく揺れる (瀧沢 いつ子)

薄ら氷を砕氷船がゆくように
 姿勢正して鴨は水脈ひく (中山 寿子)


五行歌の会

凍る街の道を
  老夫婦が並んで歩く
   その背に陽が当たり
     穏やかな幸せが
       溢れている (塚下健太郎)

川柳

令和二年心新たに参拝を
ディサービス利用すれど心元気(ホヤ レイ)

生き方を神に正して懺悔する
明日と云うドラマ夢みる独り酒(浜 正吉)


絵手紙教室

高齢期の運転について一言

自動車は便利な物、しかし年齢と共に身体能力の低下は否めない、いつか手放さなければならない時がくるかも知れません。高齢者の運転による事故がマスコミ等で報道されて社会問題になって居ます。高齢者の運転は危ないから免許は年齢により区切り返納せよと話は出ますが、それは各人によって運動能力等諸事情により違いが有るので反対です。

高齢ドライバーの特徴として空間認識能力が低下、リスクを自分で自覚できなくなる。一旦アクセルペダルに足を乗っけると足を離すのが難しい、結果アクセルの踏み放し、ブレーキペダルとの足の置き換えがスムーズに出来ない(下半身筋力低下も有るかも)、ハンドル操作で咄嗟に運転する技術、機敏に判断する力の劣化、運転技術、動体視力の低下、具体例として

  1. ウインカーの出し忘れ
  2. 標識の見落とし
  3. 車庫入れ、縦列駐車の失敗
  4. 道路の逆走
  5. 同じ違反を繰り返す

良くスーパーの駐車場で駐車位置に何回もやり直している車を見掛けると大丈夫なのかと心配になることがあります。車を見るとバンパー、ボデイには擦った後が散見されています。 私が心掛けている事は、
①発進時ブレーキとアクセルの踏み間違い事故防止策でエンジン始動前にシフトレバーがP(パーキング)の位置、サイドブレーキが掛かっている事を確認、左足はフットブレーキを踏んだ状態でエンジンを始動する。(車種により構造が異なりますが)
②有料駐車場、退場時の精算時にはシフトレバーは必ずP(パーキング)にサイドブレーキも入れて精算行為を行う。以上によって突っ込み、暴走事故が防げると思います。実行されている方は良いです。
③右左折時には横断歩道の歩行者、自転車の突然の突っ込みに対応できるように減速最徐行する、緊急時には何時でも停止出来る様にしている。(宅配便、路線バスは右左折時には一時停止、最徐行、多段式、停止で曲がりますとと後部ボデイに表示が有り実際に実行している。)

その他には、①夜間は極力運転しない ②暴風雪、強雨に運転しない ③長距離は運転しない ④2車線は左側を出来る限り走行(キープレフトの維持)⑤車間距離を詰める車には先を譲る ⑥都心走行は出来るだけ避ける ⑦呼称確認運転の励行 ⑧普段よりチョッコト運動し敏捷性の維持に努める。

日常運転する方は自分の為、家族、社会に不幸な人を出さない為にも自分の身体、運動能力がどの位置に有るかチエックされては如何でしょうか。(山内 進)


絵手紙教室


(大西 孝子)

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