全国の「一の宮」を訪ねて
~あと10社になりました~
私たち夫婦が、全国に104社ある一宮参拝の旅を思い立ったのは平成17年の2月でした。
平成24年1月号のかわら版に寄稿して5年余り。その時「一の宮」については由来など書いておりますが、でも「一の宮って何?」と思われる皆様に、ちょっとだけご紹介しておきます。
律令制下、日本は67の国に分かれており、それぞれの国を代表する神社、文字通り「国内一の神社」として崇敬されたのが「一の宮」です。
古くは国司が赴任すると真っ先に参詣し、その後も領主や武士たちが、国の安全や豊作また、武運に祈りを捧げました。一国一社ですから単純に考えれば70社未満のはずですが、現在は104社といわれてます。
これは時代による神社の盛衰で一の宮が交替したり、複数の神社が一の宮を競ったため、再び立つことになったと言われます。
まぁ小難しいことは横に置いて、その第一回目が滋賀県大津市にある「建部大社」です。
今までのところ、東は福島県、西は山口県下関市、大分(宇佐神宮)熊本(阿蘇神宮)や佐賀県福岡県を回り、現時点で94社参拝を済ませました。5月から鹿児島を、6~7月は東北三県計画中。頑張りま~す。
矢田美保子