晩年がいい人の条件~有名な精神科医の言葉~
これは「心の名医」と呼ばれている精神科医の齋藤茂太先生の言葉です。先生は多くの臨床試験を踏まえて「輝きのある人生になるためには、他人に依存することなく、自立した考え方を持つべきだ」と説いています。
うまく事が運ばない場合、その原因はAさんが悪いからだとかBさんのやり方が原因だと言って、自分の非を認めない人が大勢います。しかし冷静になって良く調べてみると、その場合本人の責任がかなり大きいものがあるようです。
このように、この世のことは何事につけても、考え方や心の置きようで見方が変わるものです。
自分中心に考えると、多くは不平不満が残り、自分のまずさに気がつかないことがありますね。何事もGIVE&TAKEの考えで感謝の気持ちを持って事に当たれば、また変わった明るい面が見えてくるでしょう。
初代理事長の岩見さんもよく言っておられたように、自立した高齢者の集まり、自立した行動をする事によって、よりよい高齢者社会を作る事を目指そう。
他人にただ頼るだけでなく、自立した考えで行動し、たとえ体を動かす具体的行動ができなくとも、感謝の気持ちをもってお互いに助け合う楽しい集団となって、いい晩年を送りましょう。 (理事長 村田 忠)