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1月 01

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会員の広場(2023.1)


短歌勉強会

数十のライトに浮かぶ夜の銀杏
なお煌めいてなお艶めいて (中浜 敏明)

じいじダメと孫に叱られあやまれば
ニコッと笑い「大丈夫だよ」と (大野 一)

若者の言葉はとても短くて
「あけ おめ」だけのメール始む (中山 寿子)

秋茄子の紫深く母想う
好きな素揚げを写真の前に (瀧澤 いつ子)

慎ましく生きねばならじ
地球人八十億の重さしみじみ (土橋 芳美)

今朝も又三十回目のミサイルが
脅しか抑止か野蛮の国から (福栄 真理子)

早朝の外灯頼り栗ひろい
大粒みつけ幸せみつけ (斉藤 邦子)

川柳

見返りの美人マスクが邪魔をする
長生きと老後資金が鬼ごっこ (田村ノブ子)
俳句

余生なほ齢かさねて鏡餅
初春や離島へ向かう定期船 (川口 昭治)
エッセイ

感謝 !! シーズネットがあってよかった。

 地球規模で蔓延しているコロナ感染症や家族と自分自身の体調不良に伴う不安、そこに今後更に懸念されるというコロナ感染症第八波の襲来予報に、気の重い日々である。いつとも知れないコロナ収束の日と自分の命のことを、つい考えたりしてしまう。そんな重苦しい時間ばかり重なる日々が既に三年にもなろうとしているが、つい先日あることに気づいた。

 自分の所属しているシーズネットのサークルの開催予定日をカレンダーで確認した。高齢者の自分にとって感染防止対策しながら出かけることのできる貴重な活動日だ。

 何か準備すること、持って行くもの、仲間の顔ぶれなど考えていて、すっかり気持ちが軽くなっている自分に気づいたのだ。暗く思い詰めていた気持ちが、久しぶりの軽い気持ちになっている。なんと有難いことかと嬉しくなる。この気分のお蔭で自分の体の免疫もぐっと上がったというものだ。サークルに行けば更にもっと上がる。常々、年寄りが若い人たちへ負担を掛けることになることを懸念し、なんとか自立した老後をと願っている私たち年寄りにとって、これは大事なポイントだ。よしよし。

 これまで何気なく参加して来たサークルだったが、改めてその存在の有難さに気づかせられた。たとえ年をとっても、やりたいことがあり、その為に行く所があり、行けば仲間がいるという、そもそものシーズネットの支え合いの考え方の具現化がサークルだったのだ。しかも自分達自らの手で大切に作り上げてきた大事なサークルなのだ。その活動が自分にだけでなく、他の誰かの役に立ち、更にいずれかの地域への還元にでも繋がれば、それはもう私たち高齢者にとって願ってもない素晴らしい生きがいとなる。こんな嬉しいことはない。免疫が上がるだけではなかったのだ。生きがいに繋がることなのだ。あとに続く高齢者のためにも今、自分たちの活動を組織として更に進め維持させていくことの大切さを思う。 そして こんな時だからこそなお、シーズネット存在の有難さに改めて気づき、心から感謝したいものだ。

 シーズネット、あってくれて本当に良かった。ありがとう! これからも宜しく!!

  2022年 霜月 (気が付けば既に後期高齢者の会員より)

短歌

カーテンを開けてしみ入る朝五時の
霜降る田畑にまぶしき光 (本田 征子)
五行歌の会

大地が沈む
 大地が揺れる
地球温暖化
 COP27の
応酬や (土橋 芳美)

昨夜(よべ)の風
 ほんの一夜(ひとよ)で
あの燃えていた真っ赤なもみじ
 散り去った
またの秋までありがとう (福栄眞理子)

エッセイ

《私がシーズネットに入って良かったと思うこと》

私がシーズネットに入ったきっかけは、数年前に会の内容が新聞に載った記事を読んだことです。
入会して良かったと思うことはボランティア活動に参加する機会が増えたことです。
大通りの花壇ボランティアに参加して、花や樹を観たり触れることで癒されています。
「道民の森」での植樹はちょっと大変でしたが”ほんの少し地球に良いことをしている”のかなぁと思います。
これからも体力の続く限り関わって行こうと思っています。
また同じ趣味を持つ友と出会えたことも入会して良かったことの一つです。 (西村 みどり)

シーズネットと合唱団

「20年のあゆみと思い出のひとこま」 NO.18


2018年5月30日 「札幌時計台」での箏曲演奏の会と「シニアの楽しい音楽会」のコラボレーション。夜の札幌時計台ホールで周りの美しい夜景を見ながらの演奏体験は格別でした。

2018年11月6日「サロンこのはな」で「うた声おたのしみ会」実施。お互いシニアの参加者の方たちと一緒に歌ったり語ったり、気さくな交流を楽しむことが出来ました。

12月18日 アスペンホテルでのクリスマス会。なんとシーズネット神社の神主?まで現れシーズネットの更なる発展と皆の幸せを祈るなど、楽しい余興で楽しみました。

川柳

絵手紙教室

澤田信子

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