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2月 01

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巻頭言2022年2月号「五黄の寅」年を迎えて

NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人

今年は寅年ですが、九星気学と併せて「五黄の寅」年ともいわれます。九星気学の「五黄土星」は他の8つの星を支配する強力な星だそうで、かつ、寅は十二支の中でも強い金運力を持つとされる干支ということで、その二つが一緒になるのは9(星)と12(干支)の最小公倍数が36なので、36年ぶりの「五黄の寅」年となるということです。

強い力を持つ土星と虎が合体するので、最強金運の年ともいわれますが、果たしてどうなるのでしょうか。ちなみに36年前の1986年は「バブル景気の始まりの年(ウイキペディア)」だったようです。

しかし、寅年のスタートにオミクロン株の市中感染が広まるという状況で、あまり良いことがありそうな一年とも思えませんし、シーズネットも運営的には厳しい状況が続いています。コロナ禍の中で会員数も激減し(会費収入減)、サークルも休止状態が長く続いています(サークル参加料減)。固定収入になるような事業を何もしていないボランティア団体のシーズネットが20周年を迎えることができたというのは信じ難いことでもありますが、さすがに体力(財力)が厳しくなってきている昨今です。

そこで、今年は「五黄の寅」にあやかって、何か固定的な収入のある事業も考えねばと思っております。具体的には、福祉サービス第三者評価の評価機関としてさらに評価を受注したいとも思っておりますし、また、積年の課題でもある有償ボランティアによる会員への生活支援の仕組みの導入などにも着手したいところです。

昨年末に、北大生のボランティア団体である「まごのて」を事務所に迎え入れ、同じく北大生看護学生のボランティア団体「WACCO」とも協力関係を築きましたが、まだまだコラボレーションするまでには至っていませんので、それらの団体とも相談しながら、具体的な支援事業を模索する年としたいと思います。

さて、先日、山根事務局長が疾病の治療に専念するため、事務局長を退任することとなりました。山根事務局長は、認定NPO法人の取得に関わり、認証されてからは、あまり法人の体をなしていなかったシーズネットの状況に「これでは認定NPO法人として立ちいかない」と、各種の規定の作成や情報公開、理事会をはじめとする組織体制の整備にご尽力されてきました。また、札幌市や北海道など行政との煩雑な交渉をはじめシーズネットの渉外部門も担っていただき、毎日発生する会計事務も一手に引き受けてくれていました。今までのご貢献に、改めて感謝を申し上げますとともに、体調が回復し、また元気に戻ってくることを願ってやみません。

一方、事務局長不在という事態は、組織を運営する上での大きな危機となっています。なんとしても、この数ヶ月で事務局長を担える方を見つけていかねばと思っています。

皆様におかれましても、運気が上昇する良い年となりますよう、祈念します。

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