高齢女性が輝きを増す生き方
~二人の高名な女性の対談から~
今回も元気な高齢女性の対談を通して輝きを増す生き方を探ってみましょう。
そのお二人はいずれも昭和10年生まれの84歳で現在も第一線で活躍されております。過日「致知出版社」の主催で対談された概要をここでご紹介いたします。
お一人は化粧品企業コーセーの初めての女性取締役となり、現在は美容家として活躍中の小林さん、もうお一人は大手銀行を定年退職され、パソコンの趣味が高じて有用なソフトを開発して有名になり、現在は安倍内閣の「人生百年時代構想会議」のメンバーとして活躍中の若宮さんです。
対談のお二人は、自分がいま何歳だとは意識しないで活躍しているとのことです。二人は口をそろえて元気で長生きの秘訣は、外出する時身づくろいと化粧をチャンとして、常に人から見られている事を意識することだそうです。そして老いて輝く人と衰えていく人の違いは、未来を面白がるか否かのようです。ですから「未来さんこんにちは。仲良くしましょうね」と明るく前向きに生きれば、いい未来がやって来るようです。そしてその際「人間力」が必要とのことです。人間力とは知識や教養は勿論、総合的な考えが大切で、更に広い視野やバランスよく物事を見る力が大切とのことです。
その力を養うためには、多くの人と関わったり、音楽を聴いたり、読書したり、どんなことでもいいからリアルな体験が不可欠のようです。(理事長 村田 忠)