最近思うこと~悟りに近づく道とは~
長年齢を重ねてきたのに、未だ世の中の事について知らないことがあまりにも多いのに驚いている今日この頃です。
私はせっかく京都に住んでいるので時間を見つけては、法話のある写経や座禅参加の為、あちこちのお寺等に参じております。そんな中で、心の問題の未知なることが少し明らかになりつつあります。そしてお釈迦さまの教えの説明方法には科学的なものが多いことに気が付きました。
近頃感じることがあります。それはお釈迦さまの重要な教えとして①諸行無常 ②諸法無我 ③捏槃寂静 について、④それらの内容をなんとか理解し、その順番を認識し⑤今、ここで起きている問題の解決に自分が最善を尽くす、⑥その結果を天にゆだねる。
上記①~⑥の番号を円の円周の上に描きます。このように考えて日々の仕事や事に当たり続けていれば、そのような円を横から見れば螺旋形となり、その螺旋形の高さが人間性(力)のレベルと考えられます。格言すれば、悟りに近づいた人だと言えるでしょう(以上のことは図に示すことも可能です)。
このように考えてみると、若い頃から時々教えられた教訓や名言もその点と点が繋がり、なるほどとその理解が深まってきます。お坊さんも難しい言葉だけでなく図表も使ってお説教してくれればいいのになあ~。 (理事長 村田 忠)