来るべき社会に準備
~ 高齢者の認知症社会に備えて ~
かって、二宮尊徳先生はいわれました。
「遠きを図るものは富み 近くを図るものは貧す」
この言葉は、現在を楽しむだけでなく、近未来の事も考えて生きていく事の大切さを教えたものと思います。
さて我が国の認知症患者は、現在全国で500万人、認知症の初期症状や疑いのある人もほぼ同数いると言われ、平均寿命が延びるにつれて患者数も増加していきます。早い段階から手を打ち、適度に運動し、意識的に脳を活性化させておれば、認知症は未然に防ぐ事ができる可能性があると脳神経外科の専門家が指摘しております。
そこで我が国も2025年頃には高齢者の5~6人に1人は認知症患者になっている可能性があり、高齢者の認知症社会になるだろうと言われている現在、①認知症になりにくい方法、②その時代に対応出来る方法、をこの際、勉強しておくことも大切だと考えます。
そのため、シーズネット京都では、いくつかの大学のご支援を頂き、関係する内容のテーマの終活セミナーを開催したり、もっとより具体的に手足を使った認知症予防策を取り入れたサークル活動を展開すべく検討中です。
その時になって困らないようにするため会員皆さまのご協力をお願いします。
理事長 村田 忠