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3月 26

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会員の広場(2018.4)

俳 句
ほとばしる伏流の音雪間草
サケ稚魚を孕みて早し雪解川 (川口 昭治)
短 歌
移住する思ひ揺らぎて朝まだき
出てあさがおのつぼみ探がしぬ (本田 征子)
川 柳
窓の外踊り降る雪ふと春を
二時間半本の中に居た竜馬と一緒 (ホヤ レイ)

心地良いストレス貯めて過去を消す
赤いバラ人恋しさに愛を着る (浜  正吉)

五行歌
俺々
孫に試され
苦笑い
こちらの方こそ
金欲しい (西村 芳光)

仁礼二拍の拍手に
平和と金運祈りつつ
大吉ひいてめでたい
今年もよろしく
神様仏様 (横山 悦子)

エッセイ

ラ ジ オ

 朝6時、枕もとのラジオのスイッチを入れSTVのお天気予報を聞きながら一日が始まる。

 6時半NHK のラジオ体操、朝食・・・在宅の日は、11時からHBCの人生相談と結構ラジオを聴いている時間がある。子供のころ、プラモデル店からゲルマニュウムラジオ(スピーカーが無く直接イヤホンで聴く)を何度も購入し作った記憶があるので身近なものだったのかも。

 天気予報は、今では色々な方がお話しするが新人と経験者では、あきらかに声から自信の有無が伝わってくるように感じるし、奇麗な声を聴くとどんな容姿の方だろうと想像したりする。また人生相談では専門の先生と、自分の考えとはどのような差があるのかなど、聴いていると退屈しないのである。さらに歌謡番組などはテレビで聴くより歌詞の内容が伝わってくるように思えてならない。ラジオの魅力の一つだろう。

 枕もとに1、風呂場に1、職場用にポケットサイズ1、自由に動かせる小型1と、小さな家に自分だけのラジオを4つ保有し楽しんでいる。 (国光 政英)

歩き方を変えました

 3年前から歩くことが多くなりました。車の運転をやめたことがきっかけですが、歩き続けていましたら、体が歪んでいたのでしょう、次第に左股の根元が痛くなってきました。続いて左足の人差し指に強い痛みが・・。

 股の痛みは、以前から行っている操体法を参考にした自己整体で和らぎましたが、足の指の痛みは解消せず私を悩ませました。それ以来、いろんな歩き方を試してみました。でも、なかなかいい方法が見つかりません。

 ある時、「骨盤幅歩き」という歩き方があるのを知りました。これは、脚を骨盤の幅に開いて進む歩き方。 この方法で歩いていましたら、なんと徐々に足の指の痛みが軽くなって行きました。今はまったく痛みはありません。主に骨盤を使って歩くこの方法は、自然と足の指や全身の筋肉が使えます。指の痛みが去ったのは、きっとこれらの身体操作が功を奏したのでしょう。

 普通の歩き方は、足の腿部を多く使うためか肉体的に辛いのですが、骨盤がしっかり動く骨盤幅歩きによる階段の上がり下がりや坂道の登りはとても楽チン。楽なので頻繁に階段を使っていましたら、一時体調を崩してしまいました。疲れです。調子に乗った報いですが、何事もほどほどが大事ですね。

 骨盤幅歩きに興味のある方、もっと知りたい方は、この歩き方を指南している次の本をご覧ください。

「その歩き方はいけません!~間違いだらけのウォーキング常識~」(夏嶋隆著)

(注)歩く姿勢を作るとき、「頭を背骨の上にきちんと乗せる」ことが大事だと言われています。「耳と肩」のラインをつなげるとよいそうです。つまり、肩を広げるということ。 (中浜 敏明)

四国遍路 (1)

 先般、思い立って十数年ぶりに阿波一国打ち(徳島県内遍路)に三月下旬旅経った。初日はまずまずの天気でしたが、二日目は冷たい雨の中での遍路となりました。また、四日目巡拝する遠方の焼山寺は雪景色のため、早々に予定を変更して徳島市内に取って返し、三日目から阿波一の宮、大日寺から遍路を再開する状態でした。

 思えば、初めの職場を早期退職し、第二の社会人人生を送る会社から三年間、各年半月間程度の休暇を三月下旬に取得し、念願の四国遍路に旅立ったのは、若干六十二歳、まだまだ元気な爺であった。

 四国遍路は、一番霊山寺から八十八番大窪寺まで、その工程千二百キロから千三百キロと言われており(遍路道は色々ある為)、健脚で45日から50日要する。また、大窪寺から戻り霊山寺でお礼参りをし、高野山に向かうとさらに数日を要する。

 遍路中はひたすら歩き、般若心経を読み、南無大師遍照金剛を唱える毎日であり、非日常連続の世界であります。

 特に、三年目は、一年かけて写経をして各札所(参拝する寺を札所と言う)に納経できたことは、充実感を味逢うことが出来た日々でありました。

 四国は、夏は暑く、冬は寒く、特に高い山もある為に降雪がある。春・秋が遍路に良いとされているが、秋は台風の恐れがある。春は雨が少なく、花も美しく最適と思われる。

 四国遍路は年間二十万人とも言われ、その内の二千人程度が歩き遍路と考えられている。バスやタクシーで回るのも良いが、元気なうちに歩き遍路をしてみては如何でしょうか。四国を一周しなくても、阿波一国でも自分のできる範囲で遍路をしてもよいと思います。

 遍路の作法や思い出話し、面白いのから怖い話しまで機会があれば話したいと思います。 (沖野 孝)

絵手紙


(澤田 信子)

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