雑 感
私は夏の季節になると、今から72年前の8月を思い出します。
所は神奈川県足柄下郡仙石原という美しい風景がひろがるところでした。その8月15日、母より昼頃大切な放送があるらしいから家にいるようにとのことで、ラジオの前でその時を待っていると、終戦宣言のあの有名な昭和天皇玉音放送が流れ、子供心に日本は本当に戦争に負けたんだという悲しいような、うれしいような気がしたものである。 今の団塊の世代の人達は、この平和な時代をどう思って日々を送っているのか・・・?
又良くも悪くも平和ボケという言葉を耳にしますが、この平和を素直に受け入れていいものかどうか、私達は考える必要があるのではないでしょうか。 私自身も平和に慣れ切って、それを当り前のように受け入れ暮らしている感がある。平和日本に感謝感謝である。そんな中私はまったく自分が80年も年齢を重ねていることに我に返る昨今である。これも健康でいるからこその賜物、嫌な事は即忘れ、常に前向きに楽しい事のみを目標に生きたいものです。
新保 忠夫