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12月 21

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函館支部便り

谷川俊太郎の世界

最近心に響く詩集に出会いました。谷川俊太郎の「すこやかに おだやかに しなやかに」の詩集です。

短い詩が12編どれも人間としての生き方、あり方をシンプルな言葉で綴っています。心の柔らかい部分にそっと語りかけてくるようで、とても共感がもてます。

その中の一編を紹介します。

自分をはぐくむ

悪い心と良い心/悪いことと良いことと/ふたつはからみあっている/木に巻きついた蔓のように
自分をはぐくむのは難しい/自分を枯らすのは簡単だ
あなたを導くのは/ほかでもないあなた自身/あなたは自身を超えて行く/自分を発見し続けることで
自分を大切に見つめたい/今日も明日もいつまでも

時々音読をして楽しんでいます。谷川俊一郎さんからの温かいメッセージが伝わってくる素敵な詩集です。

津田 美代

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