函館産コンブ
昨年8月に東京ビッグサイトで開催された国際見本市「ジャパン・インターナショナル・フードショー」の会場で参加しているバイヤーに「コンブの産地と言えば、どこをイメージするか?」と質問したところ、①利尻②羅臼③日高④分からない⑤道南⑥南茅部で、何と函館と答えたのはゼロであった。函館がコンブ生産量日本一の産地として認知されていない現状。
2015年北海道水産現勢によると、コンブの生産が盛んな旧4町村との合併後はコンブの生産高が66億円でスルメイカの41億円を上回った。
「イカのまち」としての売り込みは成功したが、PR不足もあり、「コンブのまち函館」というイメージは薄いのが現状。
料亭や料理人問屋からは函館の真コンブは品質が高いという評判を得ているので、函館市として函館産コンブにこだわった商品を扱う食品メーカーに対しパッケージに「函館産コンブ使用」と明記してもらうよう働き掛け、今年は「コンブPR元年」と位置づけ消費者の認知度アップを目指すとの事。
布施 良一