こころについて~仁和寺での法話から~
「こころ」は、この世のものを写す鏡であるのです。
時間がたつとだんだん曇ってきます。それを磨くには日々小さな善行を積み重ねる必要があります。しかも「こころ」は体の外側にあって体全体を包んで守っています。そのお話は、私にとって予想外の説明であった為、私はギクとしました。
例えば、何か大きな仕事を成し遂げた人には、なんとなく威厳があり、存在感がありますね。実はその方の「こころ」が体の外側にあって、それは目に見えないがそれを感じさせる何かがあるようです。
日々の生活で、誰もみていない時や所でも常に小さい善行をしておれば、自らの「こころ」が磨かれて行きます。
理事長 村田 忠