念ずれば花ひらく
~詩人 坂村真民の詩より~
念ずれば/花ひらく/苦しいとき/母がいつも口にしていた/このことばを/わたしもいつのころか/となえるようになった/そして/そのたび/わたしの花が/ふしぎと/ひとつ/ひとつ/ひらいていった
なんと清々しい透き通るような詩でしょう。
彼は晩年、「老いというものは大願を失くすことである」と口癖のようにいい、だからこそ「常に一歩、常に一歩」を生活のモットーにしていたそうです。彼の心の中心は「感謝」であり、感謝の心はいつしか昇華され、「すべてに愛を」という言葉の通りの活動で人生を終えられたそうです。
理事長 村田 忠