観し聴きし触れるものあり
そのすべて酵母に委ね熟成を待つ (森 真佐子)
こうなればどうなるものでもあるまいと
霜枯れし堤防を唯歩(あゆ)み行く (本田 征子)
平成と昭和はすでに遠くなり
令和の文字の清々しき元日 (小西 和子)
着ぶくれて丸い背中や寒の入り
湯けむりの笑顔が戻る山の宿 (田村ノブ子)
年一度乙女に戻るバレンタイン
老後には感謝と笑顔生きるすべ (中谷 紘子)
動きある日々を過ごして育やかに
したたかに生きた年月凛と秘め (柳 正)
暖かな陽ざしを受けてほっこりと
北国で雪とたわむるエゾウサギ (たかちゃん)
「性格」
「三つ子の魂百までも」と言うことわざがあります。解説には、幼い頃の性質や性格は一生変わらないとあります。
いい性格なら良いのですが、悪い性格も変わらないとなると最悪ですね。しかし全ていい人も、全て悪い人もいないようだからまだ救われます。どうして形成されるのかよく解かりませんが、きっと両親からのDNAと幼少時の環境なんだろうと思っています。
人生経験を重ね成長して、人間丸くなる方は一部にはいるようですが、ほとんどは変わらないようです。
働いている時はお客様や上司や周りに気づかいしているだけ。
本来優しい人は優しく、キツイ人はキツイ、歳を重ねてとか成長してとかは無い。
ある方曰く、「気づかい無しの年齢になって元々の(地)が出ただけ」とのこと(笑)
確かににそうかもしれませんネ!!
だらしない人はずーっとだらしない、几帳面な人はだらしなくならない。短気な人は多少直る人もいるのかな?
今の相手の性格は死ぬまで変わらないと覚悟して付き合うより仕方ないですね。昔は嫁さんをもらうなら「母親をみよ」と言われていました。女性は間違いなく年を重ね母親そっくりになりますからネ。では男性はどうなのかな?
人生は色々な場面で「選択」の連続です。どんな選択をするかも性格によってなんでしょう。
今が幸せなら良い選択、不幸と感じているなら間違った選択の結果なんでしょうね。
いずれにしても三歳、又は五歳位までが勝負なんでしょう。
現代はほとんどが共稼ぎでこの時期あまりかまってあげられないのでしょうけど、長い人生(90年~100年)の内のたったの五年足らず、あとで後悔しないように育ててあげたいものですね !! (笠谷 明司)
大雪像とりまく人の国訛り
立春の夕陽差し込む理髪店 (川口 昭治)
想い出の数だけ
心が動く
想い出の欠片
掻き集め
今日も心を膨らます (山本 満里子)
軒下の
つららを見ての
昭和を想う
雪解(ゆきげ)雫の
ふくらみ光る (浜 正吉)
「20年のあゆみと思い出のひとこま」 NO.19
2019年6月25日札幌市高齢者福祉バス利用で緑が映える石山緑地の石切山ステージで楽しく大合唱。ランチは定山渓森の謌のビュッフェ。午後の交流会は歌や大笑いの楽しいゲームで盛り上がりました。
10月11日エルプラザで北海道住宅管理公社主催NPO法人シーズネット企画の「団地サミット」のオープニングを合唱団が引き受け「オー、シャンゼリゼ」を披露。市内で活動する沢山の地域サロンが集まりお互いの情報交換と交流が行われる楽しい催しでした。
西区民センターで行われた「赤い羽根共同募金チャリティー」へ合唱団はこれで二度目の協力出演。合唱のほか軽妙な落語など出し物盛りだくさん。合唱団も気持ちだけは大きな募金をほんの少額しました。

江崎 弘子