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6月 01

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シーズネット京都

これからがこれまでの評価を決める ~プーチンと秀吉~

このところの世界はどうなっているのでしょうね。

ある日突然一人のリーダーの発案で隣国のウクライナに攻め込むとは!どうしてこのような発想をプーチンが思い、実行したのだろうか。長年トップの座に君臨し、耳に痛い忠告する部下を遠のけ、これまでの小さな戦いの成功例に酔いしれて、つい安易な考えで、ほんの短期間で戦いを制覇できると誤算したのでしょうか。たとえ自分にとって目的が正しいとしても、それを達成するやり方が罪なき人々に残忍で悲惨な目にあわすとは決して許されません。

この様なプーチンに類似した武将を日本歴史上で探すと、秀吉が思い浮かんできます。晩年になった秀吉は、こともあろうに隣国朝鮮に2度も侵略戦争を仕掛け、文禄・慶長の役(1592・1597年)として歴史に残されております。そしてその戦いが終わったのは秀吉が病死した時であったそうです。歴史が物語るように、トップが始めた戦争は、そのトップが死ぬか又はトップの座を追われた時である。そう考えてみると、今回のプーチンの戦いはかなり長引くかも知れませんね。しかも現在のロシア人のアンケート結果によると70%近くがこの戦いをよしとしていると報じているようです。これもロシアの国の情報操作によることのようですこの事はかっての大東亜戦争時の大本営発表を思い出されます。

人間というものは、少しも進歩していないとつくづく思われますね。どんなにこれまでその人の行動が良かったとしても、これからの行為が悪ければ、その人の評価はそのことによって決まるようです。私たち人生の晩年は心して清く・正しくありたいものです。 (理事長 村田 忠)

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