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5月 01

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シーズネット京都

心に残る言葉~企業時代の想い出~

私にはこんな経験があります。それは40数年前、京都の企業に勤めていた頃、同社の東京支社の技術営業部門に働いていました。当時、東京では仏教の宗派に偏らない宗教を勉強する「南無の会」という会合があり、私は友人と時々参加していました。

その会で配布された小冊子「南無」を毎回参加者全員で合唱した後、各宗派の代表者のありがたいお話がありました。

ここで、その冊子のなかで特に印象に残った言葉をいくつかご紹介いたします。

  1. わが身もわが財産もわが所有におもえてわが所有ではない。大いなるいのちからの預かりもの借りものである。償還する日に備えて大切にしよう。
  2. 履物を揃えて脱ごう、揃えて差し上げよう。わが心も他の心もみんなの心も揃う。
  3. 怒りと恨みに震えるときは鏡を見よう。顔も心も整えられる。悲しみと苦しみにおののくときは仏を拝もう。心も身も整えられる。
  4. 挨拶は命のふれあいだ。「ありがとう」「すみません「はい」の一言が乾いた人の心にうるおいを与える。温かい一声をかけあおう。
  5. 他者には優しい親切、自分には厳しい辛切、真理には極める深切、三つの「しんせつ」をつくそう。世の中が明るく皆が幸せになる道だ。

私は今も時々その小冊子「南無」を読み返しております。十分理解できないところもありますが、口ずさんでいると不思議に心が和んできて気持ちが良くなります。 (理事長 村田 忠)

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