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3月 01

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会員の広場(2021.3)


短歌勉強会

新しいカレンダーめくり朝日みる
  五輪祭典皆の息吹が (斉藤 邦子)

古希過ぎて身体の衰え感じつつ
  クスリ一つ止め労わり生きる (瀧澤いつ子)

バイデンの勝利に倣い古希すぐも
  未完の夢を陽にかざす朝 (土橋 芳美)

砂浜を駆ける人あり柔らかき
  素足の跡を砂に残して (中浜 敏明)

筋肉を束ねて長き脚で蹴る
  ピンクの靴はマラソンの華 (中山 寿子)

天気よし親子三代鵜原の湯
  房総の旅至福のときよ (三村 ツル)

赤ペコの首ふるさまに誘われて
  いつの日からか今日も宜しく (福栄真理子)


俳句

牡丹雪光輪のごと運河の灯
  杖一つ五感に加え雪げ道 (川口 昭二)

五行歌の会

筋トレ
  体が硬い
 右足上がる左足は上がらない
  ねそべって腰をひねる
 これが大変ゆるくない (福栄真理子)

圧倒的オーラ
  魂の演技
 言葉に出来ない
  氷上のスーパースターに
 胸いっぱい (山崎 礼子)


エッセイ

親子で話そう

早いもので2021年も2か月が過ぎようとしています。昨年の暮れ、我が家では娘と息子を家に呼んで『我が家の現在の生活状況や今後のこと』について親子で話す家族会議をもちました。

これは妻の方から子供たちに話をしたいと提案があったのがきっかけです。義母が亡くなった時に、後始末に大変苦労した経験から出たものでした。70才の大台がすぐそこまできている私ですが、このような話は先のこと、まだ早いと思ったのですが、苦労している妻をかたわらで見ていたので即賛成しました。

現在の収入支出、預貯金、保険、所有するマンションや土地、お墓の管理(菩提寺)、葬儀の方法等々、子供たちに話しておいた方がいいことはいっぱいあるものですね。その一つ一つについて分配はどうする、パスワードも教えた方がいいのか、などと妻と真剣に話し合いました。

そして当日、話し合ったことを整理したノートを前において説明していったわけですが、子供たちは真剣に話を聞いてくれました。我が家に財産がないことが分かっただろうけど、話して良かったですし、私自身も安堵感からでしょうか、気持ちがスッキリしました。

あれから約2か月経ちますが、「そんな話は縁起でもない、まだ元気なんだから」と気乗りしなかった息子が「いろいろ準備していて尊敬するよ。自分もまだまだ学ぶことが沢山あるわ。」とメールを送ってきました。息子とは意見が衝突する事が多いのですが、その息子の口から『尊敬』という言葉が出てきたのは意外でしたし、ちょっぴりうれしくなりました。

今回、妻の提案から始まったことですが、親子で話す機会をもって良かったと思っています。この問題というのは、子供たちにとって、関心があっても自分たちの方からは言い出しにくいものでしょうし、2人は聞けて安心したのではないかと思います。私自身も自分を見つめ直すきっかけとなって、今後の生活に対する心構えを新たにすることができました。生命保険をかけていても、家族がそのことを知らずにいて、せっかく毎月積み立ててきた備えが無駄になってしまうことも珍しくないと聞きます。我われ夫婦が元気で、物事をしっかり考えられる時に準備に取り掛かることが大事なのではないでしょうか。

家族の形は家族の数だけあるといわれます。家族ごとに様々な事情があるわけですから、一概にお奨めできることではありませんが、遺言のような仰々しいものでなくてもいいですから、親子で真剣に話す機会をもつことをお奨めいたします。如何でしょうか? (桜井幸司)

「ウソについての本当の話」

みなさん、ウソを1つ2つ付く人は嘘つき、5つ付く人は詐欺師、10付く人は政治家と云われる言葉を知っている事でしょう。

トランプ元大統領が出現して、世界中がフェイクニュース (嘘ニュース) に振り回されて、何が正解なのか分からず人間不信になりましたね。

東京五輪誘致の際には福島第一原発の汚染水漏れについて、某国の首相は「状況はコントロールされている」と断言していました。2020年開催はコロナウイルスで延期、今年も開催出来るか不透明な状況で、「天罰」が当たっていますね。

数年前から「ネット社会」(会員制交流サイトSNS等) と言われるようになり、色々調べてみると、ツィッター(鳥マーク)などは本名でなくてデタラメの名前でもOKとの事です。(トランプ元大統領が使用していた)こういうものに、無知で善良な人間やお年寄りなどはすぐ騙されます。

昨年BSドキュメンタリー番組「ウソについての本当の話」を見て、どんな人間でも毎日最低2回嘘をついているようです。その服お似合いですねとか、いつまでもスタイル良く綺麗だよ、若いね! などなど・・・

まあ~許される部類のウソなんでしょうけどね!「嘘も方便」と云うことわざもありますし。「私はウソなどついた事ありません」と怒った人がいるとしたら、この人ほど大ウソつきな人でしょうね。(笑)

「ウソ」を憲法や法律でも取り締まる事は出来ないとの結論でした。
だから一人一人が、ウソを見抜く力、見分ける力、を付けないと駄目ですとの事でした。
「お得やタダ」「儲け話」に、興味持っている「あなた」は危険ですよ!! (笠谷 明司)


絵手紙

澤田信子

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