«

»

10月 01

Print this 投稿

会員の広場(2019.10)


初級川柳教室

・メモ帳が私の小さな日記帳
  晴天の高みに浮かぶ白き秋 (塚下 健太郎)
・ページ繰り来し方想う万華鏡
  ふりむくと向日葵畑に見送られ (伊藤 田鶴子)
・ほろ苦い交換日記山羊の餌
  血さわげど一歩とどかぬ甲子園 (江崎 弘子)
・退院に余白が見舞う日記帳
  気休めに一口減らすダイエット (岸本 重代)
・疲れ果てそれでも我の日々つづる
  飛びかうは風にたゆたう赤とんぼ (森 真佐子)

幸せの魔法使いに出会う日々
  変わらない愛ささげて丸く生き
   合鍵で開かないこころ迷い時 (浜 正吉)
※一句目が課題の「日記」による句です


俳句

吊り橋を渡り切ったる紅葉山
  湾岸のきらめく夜景流れ星 (川口 昭治)

五行歌

幼稚園児の声がうるさい
運動会の花火をやめろ
大声でヘイトスピーチ
今 日本
精神が病んでいないか (西村 芳光)

家電に
返事する
欲いえば
低音バスで
話して欲しい (中山 寿子)


川柳

外歩き心の着変えリフレッシュ
 ヨガと風呂この時だけは若変える (ホヤ レイ)

絵手紙

(澤田 信子)

エッセイ

「私のお薦め一冊」

最近この本を読んで自分の考え方にピッタリでびっくりしました。「70歳のたしなみ」坂東眞理子(73)昭和女子大学理事長・総長です。以前に「女性の品格」など執筆していました。

「黄金の15年」という言葉を知っていますか?

60歳から75歳までが人生の黄金期ということです。それ以前は子供や仕事やお金等々で大変でしたが、この年になると子供も離れ、少ないながら年金生活ですが、体はまだまだ元気な人が多いので、ここが人生最後のしたいことが出来る「黄金期」ということです。なるほどそうだなあ~と思いつつ、今までシーズネットさんにお世話になり手伝っています。

しかしこの本は70代というのは新しいゴールデンエイジ――「人生の黄金時代」であると。

今、シーズネットの会員の平均年齢は75歳。もうそろそろ欲深やめて準備や覚悟が必要と思っていたのですが、嬉しい本が出ていますので会員の皆様に一読してほしいと思い書いています。

内容については借りるなり買って読んで頂けたらと思いますが、(一部抜粋)
1、機嫌よく過ごすように努める 2.年齢を言い訳にしない。3.今まで受けた恩を思い出し、感謝を忘れない。などなど・・・・・

失った若さや体力を数え上げるより、今持っている力を数えて感謝する、人に少しでも役に立つように行動する、それが私たち高齢者の「たしなみ」であると。

読んだ方が感想で「会員のひろば」に投稿頂けたら幸いです。 (笠谷 明司)

Permanent link to this article: http://www.seedsnet.gr.jp/2019/10/%e4%bc%9a%e5%93%a1%e3%81%ae%e5%ba%83%e5%a0%b42019-10/