NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人
会員の皆様も、この通信を通じてよくご存じのことと思うが、私どもには「シーズネット京都」と「シーズネット三重」という姉妹団体がある。いずれも岩見前代表(京都出身)との関係から生まれたもので、シーズネット京都は、私どもと同じ2001年に創立され翌年4月にNPO法人となっており、シーズネット三重は、2004年6月に発足している。シーズネット京都は現在会員数255名、シーズネット三重は会員数106名と、北海道よりは少ないが、とても活発な活動をしていて私どもが学ぶことも多いので、ちょっとご紹介したい。
シーズネット京都は、なによりもサークル活動が活発である。現在33サークルある札幌よりも多く40サークルぐらいあるようで、また、「健康自ビール同好会」、「月一回の座禅」、「くちまね研究会」などユニークなサークルが多い。「そうだ!!京都をもっと楽しもう会」などは歴史がある京都ならではの活動で、羨ましく思える。また、事務局でカフェを開いているようで、会員の皆さんがふらっと寄れる事務局になっている。札幌はどちらかというと会社のオフィスのような事務局だからなあ。
また、シーズネット京都の目指すところを常に議論しているようで、会員の支え合い活動の仕組みづくりや若い人との交流を目指して花園大学と連携した事業を行うなど、役割づくりの面も活発である。
一方、シーズネット三重は、会員の皆さんが和気藹々と交流しているのが伝わるフレンドリーな活動が目立つ。会員皆さんを誘って初詣に行ったり、毎月、温泉施設で温泉とランチを楽しんだりしている。その中でもシーズネット農園は楽しそうな活動である。皆で農作業をやりながら育てた野菜などを材料に朝食(!)を楽しむという活動で、三重通信(かわらばん)で紹介している朝食がいかにも美味しそうなのである。
ちなみに、京都、三重、札幌の姉妹シーズネットに共通するのは、毎月「通信」を発行していること。これだけでも凄いエネルギーなのだが、持続することは素晴らしいことである。
さて、岩見前代表がご健在の時は、姉妹シーズネットの交流会を毎年行っていた。第1回会員全国交流会が2004年12月・京都、第2回が2005年6月・札幌、第3回が2006年11月・三重、第4回が2007年11月・京都、第5回が2008年6月・札幌、第6回が2009年11月・三重、第7回が2010年10月・山形となっている。その後、交流会は開催されていない。昨年は三重と京都の交流会があったそうであるが。
姉妹シーズネットには、リーダーの高齢化や世代交代の悩みなど共通の悩みもあるようである。近年中に交流会を復活して様々な情報交換をしてみたいものである。