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1月 21

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よつ葉のクローバー

NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人

会員の皆さまの中でも、NHKの「朝ドラ」(朝の連続ドラマの略ですね、なんでも縮める風潮ですが)を、楽しみに観ている方も多いのではないかと思います。現在は、子供服づくりの先駆けであるファミリアをモデルにした「べっぴんさん」が放送されています。

このべっぴんさんのテーマが四つ葉のクローバーです。ヒロインのすみれ(芳根京子)が、小さな頃に四つ葉のクローバーを探したり、それを刺繍にしたりというドラマの流れはあるのですが、重低音のように流れているのは、「キアリス」(モデルの会社がファミリア)を創った4人の仲間の団結です。

キアリスを創業した4人の仲間が四つ葉のクローバーに投影されているのは、日本中の4人の仲間の写真が日替わりでエンドに登場することでわかりますね。

このドラマでは、四つ葉のクローバーの花言葉を「勇気、愛情、信頼、希望」という4つに表現していて、それがキアリスの信条となっています。ちなみに、ウィキペディアによれば、四つ葉のクローバーの小葉はそれぞれ「希望」「誠実」「愛情」「幸運」を象徴しているとされ、四つ葉の発生頻度はおおよそ1万分の1程度と推定されるとのことです。

さて、なぜこのことを述べたかというと、いみじくもシーズネットのパンフレットに四つ葉のクローバーを採用しているからです。あまり見たことがない人が多いと思いますが、パンフレットのど真ん中に「仲間づくり」「居場所づくり」「役割づくり」「支え合い」が四つ葉のクローバーの形で掲載されているのです。

これは、岩見前理事長の思いであった「地域家族の創生」は、支え合いの地域社会づくりであり、かつ会員相互の支え合いを目指すものではないかと考えた結果であります。つまり、シーズネットのミッションである「仲間づくり」「居場所づくり」「役割づくり」を実践して「支え合い」の社会を創ることを目指して生まれた四つ葉のクローバーなのです。

「仲間づくり」「居場所づくり」「役割づくり」の先には何があるのかということですね。サークルでもサロンでも仲間同士で支え合う日常が生まれているはずですし、役割づくりを担う面々は、まさに支え合いの社会を地域で創っています。

ドラマがこの後、どのように展開されるかはわかりませんが、きっと、クローバーにも大きくきれいな花が咲くことでしょう。私たちも、シーズネットの四つ葉のクローバーを掲げ、シニア社会で大きく花咲かせたいものです。

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