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8月 16

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シニアが支え合う仕組みづくり

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NPO法人シーズネット理事長 奥田龍人

シーズネットでは、今年度の活動方針として「介護職員初任者研修」の実施を掲げております。

「介護職員初任者研修」とは、平成25年4月から従来のホームヘルパー2級講座に替わって位置づけられた研修です。この研修を修了すると従来のホームヘルパー2級と同様の資格要件となります。

シーズネットは以前ホームヘルパー2級講座を実施していたことがありますが、その時は、興味のある人に資格を取得してもらうだけで、資格取得後の仕事に結びつけるようなことはしませんでしたが、今回は違う狙いがあります。来年度以降(2年間の経過処置あり)、要支援者への訪問介護サービスが介護保険の給付対象から外れ地域支援事業という形で提供されることとなり、多様な団体によるバラェティに富んだ生活支援サービスが求められてきます。私どもも、シーズネットらしい生活支援を提供したいと考えており、介護職員初任者研修はそのためのヘルパーさんたちを育成する場と捉えています。

なぜ、シニアの元気を応援するシーズネットがそのような事業に進出するのでしょうか。それは、これからの時代は、シニアがシニアを支え合う仕組みをつくらないと持たなくなるからです。

介護を必要とする人は2025年には今よりも140万人ほど増え、介護に従事する人も今より60万人ぐらい必要になりますが、少子高齢化の影響で労働力人口は500万人も減少します。

また介護分野は他の産業よりも賃金が低く若者にとつてはあまり魅力のある職場とはなっていません。そこでシニア同士で助け合う仕組みが求められています。シーズネットらしいサービスをつくつて行きたいものです。

尚、介護職員初任者研修の開催は11月頃を予定しております。

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