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7月 01

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小さな目標を掲げる

NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人

5月30日に開催した定期総会ですが、意見として、通信が郵送業者の関係で月末に届くことが多く月初めのサークル活動などに参加しづらいからもっと早く発送できないか、またPDFにしてメール等で送った方がタイムリーに受け取れるし郵送料もかからないのではないか、ということが出されました。その意見を前向きに検討することを踏まえて提案した事項をすべてご承認いただきまして、ありがとうございました。

メールによる通信送付については、発送業務はすべてボランティアで行っていますので、メールの方と郵送の方を分けたりする作業などは難しいところがありますが、できるところから少しずつ実施していきたいと思います。会員の皆様には、事務局がボランティアで運営されているということを改めてご承知いただきたいと思います。なお、ホームページには個人情報を消去して通信を掲載しています。
その後に久しぶりに開催した会員交流会は、参加者の自己紹介だけで1時間以上にもなり、皆さんの様々な活動や思いなど知ることができ、とても充実した交流会となりました。参加された皆様に改めて感謝申し上げます。

さて、私は4月から北海道新聞のくらし欄「人生100年時代」に月1度コラムを寄稿しています。テーマはアクティブシニアの秘訣というようなものです。5月のコラムは「小さな目標を掲げる」というテーマで次のことを書きましたのでご紹介します。
『若い頃は「あれもしたい、これもしたい」と常日頃思っていたことでしょう。それらの想いのうち、いくばくかは成し遂げられたことと思いますが、実現できなかったこともきっとたくさんあるかと思います。そして、年を重ねると「もうあれはできないだろうなあ」というあきらめが強くなってきます。多分、心の中では、健康上の理由とか何となく気力が出ないなど、自分なりにあきらめの理由を挙げて納得しようとしているのではないでしょうか。でも「やっぱり死ぬまでにあれをしたい」と思う気持ちはどこかにあるでしょう。それを目標としてチャレンジする気持ちが若々しさを保つ秘訣です。

もちろん、体力、気力すべての面で若い頃と違うことは紛れもないので、思い描く目標は小さくそして達成可能な方が良いのです。例えば、「羊蹄山に登ってみたいなあ」と思っても日頃からトレーニングをしていないシニアにはハードルが高いですが、「札幌の円山(225m)に登ってみたい」なら、毎日ウォーキングを行う程度で達成可能でしょう。膝や腰に痛みがあり歩くのも億劫だという方であれば、「近くのコンビニまで歩いて行って買い物をしたい」というのも立派な目標です。生活の中で自分なりの小さな目標を見つけると、そのためにはなにをすれば良いかと考えることで、それに向かうエネルギーが出てきます。

大谷翔平選手が高校時代に作成した目標曼荼羅チャートのように、若い時は大きな目標を立てそれに向かい小さな目標を立てるのが順番ですが、シニアの場合、大きな目標は夢にしておいて、まずは毎日の生活の中で達成可能な小さな目標を立ててみることをお勧めします。その小さな目標を達成したら、今度はちょっとハードルを上げた目標に挑戦したいものです。その積み重ねで大きな目標(夢)もいつか実現できるかもしれませんよ。』

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