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11月 01

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赤い羽根共同募金の街頭募金を全区で展開出来ました

NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人

シーズネットは、社会貢献活動の一環として、2017年から赤い羽根共同募金の街頭募金活動に協力してきました。もっとも、函館支部が先行して行っていたもので、それを見習ったということでもあります。はじめは、事務所近くのヨドバシカメラ札幌の店舗前で行っていたのですが、もっと広めたいという思いから、徐々に札幌市10区のできるところから始めようと取り組み、今年は初めて全区で街頭募金活動を行うことができました!

赤い羽根共同募金の街頭活動は1952年に始まり、集められた募金からの支援は、当初は戦後復興の一助として被災した福祉施設を中心に行われました。徐々に福祉関係法の整備で施設サービスが充実してきたので、その後は、公的制度やサービスでは十分に対応できない地域課題や、制度のはざまにある社会課題の解決に向けて、先駆的で全国的なモデルとなる取り組みに対し助成を行うようになってきています。

街頭募金も、社会福祉協議会を核として町内会や民生委員、市民ボランティア、高校生ボランティアなど多くの団体が担っています。シーズネットもその一員として活動していることは誇りたいものです。私も、民生委員であったときには毎年街頭募金に携わっていましたが、やはり無言で通り過ぎる人が多いのですが、たまに寄ってきてお金を入れてくれる人がいた時はとても嬉しくなりました。「募金してくれた方に良いことがあるように」と祈ったものです。

ただ、募金額は阪神淡路大震災があった1995年の179億円をピークに徐々に減少し、令和4年には126億円となっています。この募金で、子ども食堂やフードバンク、医療的ケア児、生活困窮者、被災者の支援、高齢者の通院や買い物の支援など、制度の隙間の支援を担っているNPO法人などが継続した活動ができるようになっており、まさに「助け合い」の世の中を創出することに役立っていますので、皆様の活動で少しでも募金額が増えるのは嬉しいことです。

会員の皆様も、この期間に寄付されてはいかがでしょう?羽根1枚につき100円、バッジ1個につき500円ですので、是非どうぞ。バッジは各区のマスコットキャラクターのイラストが入った可愛らしいバッジですよ。

ただ、今回の街頭募金ボランティアについては、通信などで協力者を呼びかけましたが、手を挙げてくれた方は数名の方のみで、どちらかというと担当者などから声をかけて協力者を集めたという状況でした。昨年行ったボランティアアンケートでは、「シーズネットで新しいボランティア活動を始めた場合、参加してみたいと思いますか」という問いに、「自分でできそうな活動であれば参加してもよい」という方は、回答者199名のうち130名(65.3%)もいたのですが、実際にはなかなか難しい状況が浮き彫りとなりました。活動してくれた方からは、「寄付をしてもらえるとすごく嬉しくなる」、「小さな善行をしているという気持ちになり気分が良い」などの感想をいただいております。ご協力できそうな方は、来年、是非ご参加ください!

なお、街頭募金にご協力いただいた方は、別ページに掲載しておりますので、ご覧ください。活動していただいた皆様に深甚の感謝を申し上げます。

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