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3月 01

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支部代表者会議で学んだこと

NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人

コロナ禍によりしばらく開催を見送っていたシーズネットの支部代表者会議を1月19日に2年ぶりに開催することができました。当日は、旭川支部から吉田支部長、古川さん、函館支部から大竹支部長、布施さんが参加されました。主な議題は、来年度から始まる会員種別の見直しと会費の件で、他にも支部の様々な取り組みについて情報交換しました。

会員種別の見直しに関しては、趣旨は概ねご了承いただきましたが、今年度総会(昨年5月)への議事提出前に支部にその意図を説明してほしかったことや、総会もコロナ禍で出席が難しかったことから、事前に支部へ来て支部の会員への説明などをしてほしかったなどの厳しいご意見をいただきました。確かにこの件で支部代表者会議など開催できず、説明が十分とはいえなかった状況であったことについて、本部の立場として私の方からお詫び申し上げました。

また、認定NPOを維持するための寄付金の増収や、法人会員を増やすこと、支部の努力で法人会員を増やした場合の会費の按分の仕方、女性役員を増やすこと、デジタルにも対応する講習会の開催など、貴重なご意見もたくさんいただきました。そして、両支部から、「認定NPOとして何らかの社会貢献が大切なことはわかるが、サークル活動そのものが介護予防にも支え合いにもなる立派な社会貢献と考えている。支部としては活動の生命線であるサークル活動をより活発にしていけるよう取り組んでいきたい」という力強いご意見もいただきました。

私も、『シーズネットの3本柱のうち「仲間づくり」がその根幹であり出発点であることは確かで、コロナ禍で最も打撃を受けているところでもあるが、工夫をして継続している支部の皆様に敬意を表する。また本部としても、シニアの皆さんが参加したい魅力あるサークルづくりをさらに推し進めたい』と表明しました。

確かに、旭川支部、函館支部では、様々にユニークなサークル活動や善意の社会貢献活動を行っております。旭川支部は「サークル活動活性化3大キャンペーン」をずっと続けておりますし、スマホ教室の開催やLINEグループをたくさんつくるなど、旭川のアクティブシニア活動を引っ張る存在ともなっています。函館支部もコロナ禍にもかかわらず会員数を維持し、交流会を多く開催し出席率も高く、皆さんが楽しんでいる様子がうかがえます。また河川敷清掃活動などで表彰もされたりしております。

両支部とも女性の役員が多いという特徴もあり、シニアの女性層のニーズをきちんと拾いあげて日々の活動に活かしていることは、私どもも見習わねばと思いを新たにしました。

久々に開催した支部代表者会議ではたくさんの収穫がありました。コロナ感染状況を配慮して恒例の懇親会が開催できなかったことは残念ですが、今後とも支部の皆さんとともに歩んで、北海道のシーズネットとして認められる存在になりたいと思います。岩見さんの頃に行っていた支部交流会も復活出来たらいいなあと、夢見ています。

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