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12月 01

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会員の広場(2021.12)


短歌

人ら皆スマホを見ている夕刻の
  静けさ運ぶ快速列車 (小西 和子)

ついてくるついてくるくる何処までも
  木陰でパッと消える我が影 (本田 征子)

投稿川柳

ひまわりが季節はずれの応援歌
雪虫が飛んで心の冬仕度
海馬からひらめき届く昼下がり (田村ノブ子)

マスクして令和三年暮れていく
ご苦労様でーす (ホヤレイ)

投稿五行歌

腰痛かかえ 
紅葉の手稲ガレ場まで
気づかう孫の優しさ
笑顔に痛みも飛んでいく
連れて来て良かった (ひろ)
短歌

極月や離島に向かう定期船
  公園の遊具外され冬に入る (川口 昭二)
五行歌の会

あちこちで
  コミュニティーが
戻りつつあり
  この繋がりこそが
人としての存在 (小 町)

芝生に描く
  落ち葉の色合い
絵画のような美しさ
  誰にも作れない
自然の力に感嘆 (澤田 節子)

エッセイ

シーズネット合唱団「20年のあゆみと思い出のひとこま」 NO6


2010年11/7 西区民センターで第3回赤い羽根共同募金チャリティーコンサートが行われ合唱団も協力参加しました。地域の方たちの楽しい出し物や合唱団が季節の曲を会場の参加者と歌い募金活動に協力しました。


2011年 9/17シーズネット祭り。岩見代表の明るく軽妙なトークで会場は一気に活気づき、私たち会員は、そのお話しを伺いながら改めて自分達シーズネットの存在意義を確認することができました。


合唱団の楽しい表現や、男声団員たちによる軽妙洒脱な演技や歌は、会場から絶賛の拍手がおき、発表に一層、力が入りました。

「シーズネット20周年誌」私の編集後記

ページを開くと、シーズネットがまるごと解る。それが記念誌です。シーズネット会員として理解を深め共有したい。それが編集の一員としての願いでした。

そのために出来るだけ多くの会員さんの参画を提案、100人の笑顔,「みんなのメッセージ」が企画されました。そこに直面したのがコロナ禍でした。制作費の原資である企業広告募集もままならず、急きょ会員さんに寄付金を募り、多くの賛同を得て発行に漕ぎ着けました。

また、「みんなのメッセージ」募集にも苦心しました。個別電話作戦、強行勧誘などなど、大変ご迷惑をおかけしました。返ってきた言葉は、笑った顔がない、断捨離した、証明写真なら、遺影用なら、今更シワシワいやダァ~、若い時のでもいい?結局なんでもありの106人の顔が並びました。

結果として、いろんな表情に味があり面白く、メッセージの先に笑顔あり、ほのぼのページになりました。そんなこんなで、会員さんのご協力に感謝しております。時間不足の中で、多々反省もあり、次にしっかり引き継ぎます。

30周年、もっともっと笑顔が増えると嬉しいですね。生きているかしら? (菊地佐和子)

平岡樹芸センター
宮島沼
旧ヨイチ運上家
ヨイチ観光果樹園
(写真提供 旅行サークル:森川勝彦代表)

あいさつは大事

数年前、関西地方のあるマンションで、住人同士の「挨拶」を禁止したという記事にビックリした。

人間と人間とのコミュニケーションの第一歩は「挨拶から始まる」と私は言いたい。(よく分からないけど不審者への対応とかみたいなようでしたが・・・)

昨年、私のマンションでも「挨拶問題」を取り上げましたが、一人の理事が「私は知らない人にはしない」と反対されましたが私は声を大にして言いました。「あなたは子供の頃、親や先生から挨拶は元気良くするものだよと教わりませんでしたか! ! 何故、大人になって出来ないとか反対だとか言うのですか」と。

泥棒さんが団地内で皆が元気良く明るく挨拶を交わしている所には入れないと言っていましたよ。

最近子供の声がうるさいとか、運動会の開催花火がうるさいとか、キレる高齢者が増加しているみたい。

我慢したくないとか、面倒な事はしたくないとか、自己チューが多すぎ。

「幸せ」の尺度は人それぞれですが、この前発表した「国民の幸福度」は日本はワーストとか・・・

物が沢山ある先進国より、後進国の方が高いと出ていました。貧しい国は、家族やみんなで助け合っているからみたいですね。日本も昔は貧しかったけどみんな助け合い一所懸命だった気がしています。

生活が豊かになり長生き出来ても、心が貧しければ意味ないですネ。 (笠谷 明司)

4月1日

エイプリル・フール! いいえ、私の80回目の誕生日でした。80年良く頑張りました。

今年は、家内と一緒になり50年を迎えます。3月末に、家内から「4月1日、時間を空けてください」との話がありました。何か特別の用事があるのかと思いました処、老後の節目の誕生日を祝ってくれるとの事でした。何時になく優しいので、少々面映い感じがしました。何か希望があるかと聞かれましたが、特に無いので家内に任せる事にしました。

当日は、朝から快晴で暖かな日和でした。ゆっくりとした家内の運転で、長沼・由仁・千歳の春浅い長閑な田園風景を見ながら、ドライブを楽しみました。行き交う車も少なく人も見当たりません。真黒な畑の土の上には、未だ雪が残り、強い日差しで蒸気が立ち登っていました。車の中では、普段話しているようで話していない、聞いているようで聞いていない事を話す事が出来ました。また、これからの2人の老後の在り方、特に健康、認知、介護、相続等について双方の思いを話しました。50年連れ添っていますが、2人で真剣にゆっくり会話を楽しんだのは、久し振りでした。

途中、由仁町のファーム・レストランに立ち寄り、評判のスープカレーを食べました。噂に違わず、とても美味しい味でした。ゆっくり会話を楽しみながらの昼食でした。帰りのお土産は、私の好物のアップルパイを買ってくれました。帰る道すがら、”蕗のとう”のつぼみを採り、夕食時に天ぷらにし、粗塩を付けて食べました。とても新鮮で美味でした。この日の会計は、全て家内持ちでした。2人だけの、貴重な一日を計画してくれたもう一つの理由を聞きました。数人の友人とお茶会をしていた時に、隣に居た人から、「内の爺!早く死ねばいい!」との声があったそうです。家内はびっくりしてその方に訳を聞くと、ご主人がパチンコに行くのでお金の無心に、わざわざ来たとの事です。

その時、この2人は本当に夫婦なのか~、我が家はどうなっているか~家内の心の中を駆け巡ったそうです。そして、我が家は決してそうならないようにしようと、心に強く決めたそうです。

本当の夫婦とは、老後の2人のありようだと思います。50年連れ添ってくれた家内に感謝し、家内の誕生日には忘れずにお返しするつもりです。

 共白髪次のステージ増す絆
 求めないすると見えます愛の量 (浜 正吉)

2つのお知らせ

  • 楽しいお花の横山さんが出展
    第58回全道生け花美術展に華道専正池坊 横山慶香の作品が紹介されました。
    カラーでないのが残念ですが会員皆様の想像力で、この綺麗なお花を堪能あれ。
  • 「人間模様」
    シーズネット会員の山下明美さんが本を出版されました。最近道新で何度か紹介されていますが、看護師としての経験や感じた事を一冊にまとめました。老後は(はらはらする)サスペンスドラマみたいと・・・(サッポロ堂書店)

絵手紙教室

澤田 信子

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