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9月 01

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会員の広場(2021.09)


短歌

海原は遠い思い出 ビルの間を泳ぐごとくに                    
   飛び交うカモメ (小西 和子)

しらじらと 明け染みてゆく旭岳 
   ケアハウスに入りて三日目 (本田 征子)


川柳

巣ごもりをテレビと歩く花の旅
  小腹すく五分勝負のダイエット
   北の夏指かろやかに町ピアノ (田村 ノブ子)

オリンピック空をくるくるボード舞う
  秋くれば八十路の道に変わります
   秋くればあばれ暑さもどこへやら (ホヤ レイ)

十摘みな弾問答をくり返す
  軸足にひと色足した足の意地
   過去を捨て過去を慕って募る思慕 (浜 正吉)


俳句

秋の雲ながるる沖の白い船
  保育は秋暑の窓を開きけり (川口 昭二)

五行歌の会

打つか打たぬか迷いつつ
  目眩するほどかけ続け
 ようやく取れた
  ワクチン予約
 混沌、混乱の世に生きる (友田富美子)

不起訴不当、もっともだ
  「秘書がした」で済むなら
 首相も気楽な商売だ!
  選んだ我らが馬鹿なのね!
 みくびられたのは確かだね! (西村 芳光)


エッセイ

ボケ防止の一策

最近、物忘れが多くなり、簡単な手仕事を上手くできない時や重いものを持てない、動作が遅い時などイライラし「何で出来ないのだ」と一人、心で叫んでいることがあります。

コロナ騒動と体調不良、高齢(風呂通いのみの方を除くとジムで最高齢でした)を理由にジム通いを止めたら、4カ月で体重が5㎏減少していました。この様な現状から、これは、「更年期障害」かと呟いたら「それは後期高齢者障害だ」と相棒に一括されました。医師に相談したら、「筋肉を5㎏増やすには筋トレしても長期間になる。高齢だから焦らずに。体重より機能回復が第一」と注意されました。家庭菜園があるので、農作業するために筋トレ、ストレッチ等機能回復を第一に考えようと思ったとたん、「待てよ、このままではボケる」と気が付きました。(ここが遅い!!)

そこで、ボケ防止のため、ストレッチ等を続けるとともに、文章を書くことにしました。ワープロが出る前は、文章を書くには原稿用紙に向かい、加入、削除を繰り返し最後に清書が一般的でしたが、ワープロ、パソコンの出現により文章書きは、一変しました。パソコンの前に座り、思いついたことをまず入力し始め、以後、文章に自由に肉付けしていけば、ある程度の文字数の文章は簡単に出来ます。この肉付けが頭の体操になり、加えて「通信」に投稿、掲載されることにより、また書いてみようと意欲がわき、ボケ防止になると確信しています。無論、原稿用紙に向かい手書きする方が脳の活性化に繋がり、よりボケ防止になると思いますよ。

このような拙文を「通信」に掲載してくださるK担当理事に感謝するとともに、皆さんもボケ防止を兼ねて、是非とも投稿をお勧めします。(投稿が多くなると私のがボツ?) (ボケ防止のため安易にPCに向かう沖野孝爺)

シーズネット合唱団「20年のあゆみと思い出のひとこま」 NO4


2007/9/7この年初めてLプラザホールでの「会員交流会」が行われ、新しく大きなホールなので合唱団の皆はまるでミュージカルスターのようでした!この翌年2008年から「会員交流会」から「シーズネット祭り」へ名称変更。2008年の5、6月、事務所で八木事務局長を中心にシーズネット讃歌CD作成に取り組み完成し希望する会員に頒布されました。

2009/8/30空知支部が活動する岩見沢市の「まちなか音楽祭」に応援出演。八木事務局長や北海道二期会のテナーソリスト相澤清さんも一緒に。
大広場の特設会場で「オー、シャンゼリゼ!」を披露。大変活気ある催しでした。

ある日の朝

私は白石区の東札幌団地にすんでいます。サイクリングロードのすぐ近くで桜の季節はみごとな桜並木となります。驚いたことに時々キツネが出没します。ある日の早朝(5:30)ころ、犬らしき姿をみかけ近づいて見ると野良猫ちゃん用の器の水を飲んでいるキツネがいました。キツネは突立っている私をチラッと見つめ、1m位目の前を太いしっぽをゆらし軽やかに走り去って行きました。
どこから来るのだろう、どこへ帰るのだろう。
今年2度目の遭遇でした。 (荘司 千恵子)

「オリンピックの本当の自粛」

心配の連続でこんなに難題を抱えた行事は今までにあっただろうか?自粛どころかマラソンのあの人出、アスリートの力は強い。日頃の努力があるから勝つといつも感じている。アスリートがインタビューで涙を流しながら「本当に本当に」の言葉は多く聞かれる。日頃の辛い努力を口に出来ない辛さ、又周りの人への感謝、すべて本当の言葉一言に尽きる。今更ながら「本当っていい言葉だなあ」と心に沁みる。全てのアスリートの皆さん沢山の感動をありがとう。裏方の方々もご苦労様でした。外出もせず毎日テレビの前に座り歓声を上げ、いい自粛になりました。 (斉藤 淳子)


絵手紙

大西 孝子

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