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8月 01

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長引くコロナ禍で改めてシーズネットの意義を考える(上)

NPO法人シーズネット理事長 奥田龍人

コロナ感染が止まりません。変異ウイルスの活発化で、マスコミなどでは「第5派襲来」と警告しています。オリンピックがどのように影響するのか、またワクチンが変異ウイルスにも効果を発揮するのか、はたまたワクチンがちゃんと届くのか、とにかく先の見通せない重苦しい状況がずっと続いています。そんな中、北海道は7月11日をもってまん延防止措置が解除されましたが、札幌市では引き続き要請(特に飲食店向け)が出されているところです。ただ、まん延防止措置が終了したことに伴い、シーズネットのサークル等の活動再開はサークルの独自の判断にゆだねておりますので、すでにいくつかのサークルが活動を再開しています。もちろん感染予防に十分の配慮をすることを条件としておりますが。
昨年2月に北海道が全国に先駆けて緊急事態宣言を発出した時には、「まあ何か月かの我慢だなあ」と思っていたのですが、まさかここまで長引くとは予想していませんでした。サークル、サロンなどは3密を避けられない活動も多くあるので、サークルによってはほぼ活動休止が続いている状態です。サークルが活動できないことで辞めていく会員も増えましたし、なにより新しい会員が激減しました。新しい会員はだいたいがサークルに参加したくて申し込む方が多かったので、致し方ないことではありますが。

閉じこもらざるを得ない状況の中でも交流しようと昨年7月から「WEBでサロン」をはじめまして、おかげさまでいつも10~20名の参加があります。これからの広がりの可能性がある試みですので、今後とも続けていきたいと思いますが、いかんせん現状は参加者が固定的です。また、ズームの講習会なども開催したいと思います。8月10日には、北海道医療大学とのコラボで「お家で介護予防」という講座をズームで行います。シーズネットとしては大学との初のコラボ企画になります。ぜひご参加ください。詳細は別紙をご参照ください。

サークル活動はシーズネットの「仲間づくり」の根幹ですので、このまま座してコロナ禍を過ごすわけにはいかないと、この頃感じています。感染を恐れて仲間と交流することをやめて閉じこもりがちになるとむしろフレイルになるリスクがとても高くなりますので、あまり3密にならないサークルなどは感染対策を講じて活動を再開しても良いかと思います。新しいサークルの立ち上げプランなども聞いていますが、ワクチンの接種状況と感染予防対策を考慮の上、取り組んでいただければと思います。

シーズネットのミッション(使命)は、岩見前代表が述べていた「豊かなシニア人生を創出する」ことです。コロナ禍でも、いやコロナ禍だからこそ、豊かなシニア人生を創出したいし、そのための具体的な取組みを、会員の皆さんと知恵を絞って考えたいものです。
さて、シーズネットはこの7月で20周年を迎えました。節目にあたり20周年記念誌を発刊することとしました。現在、出版費用について個人の寄付を集めています。詳細は3頁をご参照ください。皆様のご協力を伏してお願いする次第です。

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