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2月 01

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シーズネットの事務所模様

NPO法人シーズネット理事長 奥田 龍人

先日、ある会員から「コロナ禍の中で事務所運営も大変ですね。事務所の皆さんの給与も削られているのですか?」との問いかけがありました。私は苦笑して「法人運営に関してはサークルが開けないので参加費の減少で厳しい状況となっていますが、事務所はもともとボランティアで運営しており、給与を払っているわけではないのです」と答えました(決められた活動費をお支払いしておりますが少額です)。

そのときに思い出したのは、事務所のボランティアの方が、会員から「いくら貰っているのですか」と聞かれ、言葉に詰まったことがあるというエピソードです。会員の皆さんに、どのように事務所を運営しているかということをあまり伝えていなかったのだなあと反省しました。

そこで今回は、事務所の運営と携わる方々の状況について、お伝えしたいと思います。

シーズネットの事務所には、10~20名ぐらいの方が入れ代わり立ち代わり通っています。シーズネットの理念である「居場所づくり」「役割づくり」の実践ともいえましょう。

平日に毎日通っているのは、総務担当の事務員と脳活塾やボランティアポイントなど担当しているソーシャルワーカーで、渓仁会グループから社会貢献活動として派遣されている職員です。岩見さん(創始者)と私が渓仁会出身ですのでその縁が続いています。それと、北海道と札幌市から委託を受けている「サービス付き高齢者向け住宅登録事業等」で職員を3名雇用しており、その方々は毎日出勤しております。

役員では、副理事長が週2~3日、事務局長が週3~4日、業務理事3名が週2~4日通っております。他に、法人運営担当、会員担当、会計担当の事務ボランティアがそれぞれ週3~4日通っております。ですから多い時は15名程度が来て、それぞれの業務を担っています。また通信の発行の際には更に5~8名程度のボランティアが来て、発送作業などしております。このようにボランティアでシーズネットの事務所は運営されているのです。

私はといえば、事務所の隣の部屋をケアマネ事務所(別法人)として借りて4名の職員体制で経営しており、そちらに毎日出勤しています。また、それ以外にも札幌市介護支援専門員連絡協議会の事務所があり専従1名、北海道高齢者向け住宅事業者協会の事務所があり専従1名が勤務しています。

そのように賑やかな事務所の名物は、発足当初から伝統的に続いている皆で大テーブルを囲んで昼食を食べながら歓談するというランチ会です(私は外食中心ですので参加していませんが)。残念ながら、コロナの影響でそれも自粛しています。

さて、その事務所でシーズネット発足以来ずっと会計を担っていただき法人の土台を支えてくれた寺岡さんが昨年末に退任しました。先日、感謝状を贈呈し長きにわたる貢献の労をねぎらいましたが、改めて寺岡さんのご貢献に感謝申し上げます。

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