山並みを一揆に抱ひて白き雲
ちぎれ乱れつ空に消え行く (本田 征子)
パリの街をマラソン選手が駆け抜ける
ポニーテールを左右に揺らし (小西 和子)
明日はない 夢をひろげて弾む靴
人生の新らたな想い背の丸味 (浜 正吉)
夕方の沈む夕日に夏恋し
過ぎゆく夏をまた来年 (昔の乙女)
ほぼ毎日
お菓子売り場の大行列
平和?幸せ?
戦禍や飢餓に
苦しむ人を思うと複雑 (たろちゃん)
男らしく
女らしく
子供らしく
年寄らしく
死語?不変? (ひろちゃん)
パリオリンピックにて思う
パリオリンピック開催中は熱戦が連日テレビで報じられ選手の活躍に一喜一憂している日々でした。
私は選手の活躍は勿論注目していましたが、開会式を含めてもう一つのパリの風景を懐かしく見ていました。私は若い頃、当時所属していた、支店長より〇〇君は若いこれからの人生を考え世界を見た方が良いと言われ海外旅行もまだ珍しい時代ある旅行会社のツアーに参加してパリ・ロンドン8日間の旅に行きました。
当時の空路は羽田~アラスカアンカレッジ~ストックホルム~フランスシャルルドゴール空港アンカレッジでは飛行機の給油等で約50分間位の休憩が有りました。
休憩中に空港ターミナルビルの一部に出る事が出来ました。アラスカからは北極の上空を飛ぶのです。
パリ市内に入った時はビックリ石造り建物群一瞬童話、おとぎの世界に入った感じでした。パリ市内の名所旧跡はほぼ見学致しました。
特に感激したのはルイ14世が建てたヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館、凱旋門は螺旋階段を昇り2階にはアンチティークの部屋あり、更に階段で屋上へ屋上からは市内が一望出来ました。
ノートルダム大聖堂2019年4月改修工事中に何らかの不祥事で部分的に火災消失(現在再建中)当時は東西冷戦時代にあり、ある一定の秩序が有りました。今ほど世界には地域紛争も少なく、混沌としてなくそれなりに落ち着いていた時代で、海外旅行に際しても其れほど必要以上の警戒心は不要だったと思います。私のつたない思いで話しをさせて頂きました。失礼いたします。 (山内 進)
秋の雲ながるる沖の白い船
日照雨ほどよき湿り涼新 (川口 昭治)
夏野ゆく開く日傘の陰涼し
炎天下静かに語る墓参かな (渡辺 セツ子)
星明り
音だけ届く
今宵
遠い日の
思い出花火 (寺島しのぶ)
ライオンは夢を見る
地平まで広がる大草原を
ガゼルを追って走る自分を
うたた寝から目覚めると
いつもの閉じられた空間 (塚下健太郎)
≪ 架け橋 ≫
私がよく散策する北海道大学構内に、ポプラ並木が二ヶ所あります。そのうち、明治に札幌農学校南教授がアメリカから持ち帰ったと言われる苗木を植えて(1912年植栽)できたポプラ並木の側に花木園があり、その中に新渡戸稲造氏の胸像があります。(もう一つの並木は、北15条付近の平成ポプラ並木)
胸像の銘板にはI wish to be a biridge across the pacific(吾、願わくば、太平洋の橋とならん)と記されています。
これは、新渡戸氏が現在の東大英文科入学の面接で言ったと言われています。
氏は、盛岡藩の武士の子で、札幌農学校二期生として農学を学び卒業後、開拓使に入る。また、札幌農学校教授時代に「遠友夜学校」を設立し、現在の「札幌遠友塾」となる。後に渡米し、日本文化を広く世界に知らしめ、新たにできた国際連盟次長になります。また、1983年から2003年の間、5000円札の肖像になっています。日本列島は、ユーラシア大陸から、約3000万年前分離して、形が出来ました。
地政学上、海洋国家である我が国は、他国と交流するためには、常に海を渡る必要があります。新渡戸氏の頃は、日本海、オホーツク海の向こう側には、日本の拠点があったが、今はありません。
太平洋の向こう側は、南北アメリカ大陸、オーストリア大陸、海洋諸島に多くの国があり、日本海、オホーツク海の向こう側のユーラシア大陸は、韓国を除けば、民主的国家とは言えず難しい国々です。(但し、民主国家が正しいとは限りません)
新渡戸氏の考えの様に、先ずは、いろいろな隣国と交流をすることが大切と思います。 (沖野 孝)
《北海道で日食を見よう》
少し前にアメリカでの皆既日食がニュースになりました。
日本では、今から60年前に網走で皆既日食があり、私の実家の岩見沢で部分食を見た記憶があります。
ネットで調べてみると、2030年6月1日夕方(17時頃が食の最大)に北海道のほぼ全域で金環食があり、西の方角高さ約30度の位置に見ることができます。札幌は金環食の中心位置に近くほぼ完全な金環食となります。
月と地球の位置関係で、太陽がすべて隠れる皆既日食になったり金環食になったりします。
金環食は太陽の周囲が環状に見えますが、それでもたぶん夕暮れくらいに暗くなると思われます。
2035年9月8日には、日本の全域で未明から明け方に皆既日食があります。
晴を期待しましょう。 (山本 修一)
大西 孝子