特定非営利活動促進法(NPO法)は、平成10年3月25日に制定され今年で満20年となります。非営利組織の法人化の必要性については、市民団体等によって従前より訴えられ続けていましたが、平成7年の阪神・淡路大震災を契機に機運が高まり、議員立法により制定されました。
集団とは、誰かの「強い思い」があって、それに賛同する人々が集って集団を形成しますが、時間の経過や集まる人々の入れ替わりによって、当初の「思い」が風化したり方向性が変化したりすることがありますが、NPO法が制定されて20年が経過した昨今は、「組織評価」「事業評価」「理念継承講座」といった類のセミナーや講演会が増え、NPO法人の活動の質が求められているように感じます。
シーズネットは、故岩見太市氏の「強い思い」に賛同者が集い創立されましたが、創設から15年が経過し、会員も毎年200名程度が入れ替わるという状況が続いております。創立から間もなく成人に向かって歩んでいる今、「創立の思い」をしっかり認識して、風化させない組織づくりをしなければと強く思っております。
(事務局長 山根記)